小さな旅、美しい風景、写真 そして温泉と銭湯

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大雪の時期に紅葉≪#1≫ ―三重県水沢町もみじ谷―

新潟県では、大雪の為に国道8号線を通行中の車が動けなくなり

大変な事態なっています。

今週末も、再び強烈な寒波が押し寄せるとの予報も出ています。

お疲れ様です。どうぞお気を付けください。

 

流石に国内では、12月第一週頃までには紅葉はピークを越えると思っていました。

ところが、12月第三週末の日曜日

四日市市の水沢町(「すいざわ」と読みます)のもみじ谷では

紅葉真っ盛り。

驚きました。

 

第二名神高速道路鈴鹿パーキングエリアで高速を下りて水沢町に向かいました。

鈴鹿PAからの眺めです。

山の斜面はうっすらと雪が積もっています。

水沢町もみじ谷には無料の駐車場があります。

狭い道路ですが、そのお陰で路上駐車もなく

紅葉を愛でて歩く人も車も安全に通行することが出来ます。

駐車場の出入り口に善意の募金箱が設置されており、

管理人も少ない額ですが寄付致しました。

 

この日は、新潟を始め日本海側の各地にに大雪を降らせた北風が吹き荒れていました。

 

 

 

もみじ谷の近くの緩やかな斜面に

広大なお茶畑がありました。

三重県は、静岡県、鹿児島県についで日本茶葉の生産量が大い県です。

茶畑の遥か向こうに伊勢湾が見えます。

 

大雪の時期に紅葉≪#0≫ ―#「奥山に 紅葉踏みわけ」―

#『古今和歌集』 に詠われた古くからある紅葉の名所です。

三重県四日市市水沢町もみじ谷

 

 

#『小倉百人一首』にある #和歌 で読まれた紅葉です

  

   「奥山に

      紅葉踏み分け

       鳴く鹿の

    声聞くときぞ 

      秋は悲しき 」

          『古今集』 猿丸太夫 (生没年不詳)

          『小倉百人一首』5番目のうた 

 

 

 

 

富山湾の夕陽 ― 展望台から #立山連峰 と #富山港 を臨む ―

富山港には「展望台」があります。

市電の「岩瀬浜」駅から徒歩で15分ほど。

営業時間は9時から16時半。

無料です。

説明書きは写しながら対象を撮っていない!?

 

こちらのパンフレットをご覧ください。

www.pref.toyama.jp

 

 

高さ約25mをらせん状の階段で登ります。

背後には立山連峰

前面には富山港の向こうに富山湾、その先には能登半島が見えます。

 

12月初旬、営業時間終了間際には能登半島に沈む夕陽を見ることが出来ました。

貼れた土曜日の夕方でしたが、展望台の訪問者数は10名足らず。

撮影には恵まれた環境でした。

 

 

 






 

 

 

#立山連峰 と #岩瀬運河 を天高くから見守る #夕月

 

富山港展望台付近にあった「岩瀬地区」の観光地図です。

上の写真は

岩瀬運河の一番河口に架かっている「大漁橋」の下流側から(観光地図の右上から)

運河の向こうに壁のようにそびえる立山連峰を撮りました。

手前に架かっている赤色の橋は「大漁橋」という歩行者専用橋です。

富山市を走る路面電車

多くの大都市圏では鉄道の環状線が存在しています。

JR東日本の山手線(路線距離34.5km)

JR西日本大阪環状線(路線距離20.7km)

名古屋市営地下鉄名城線(路線距離26.4km)

札幌の路面電車(路線距離8.9km)の名前が挙がります。

 

富山市路面電車にも「ほぼ環状線」が存在しています。

細かいことを言えば、富山駅を持ち手にした「ラケット形」になっていて、終日グルグルと廻ることは出来ません。

いっそのこと周回が可能な環状線を作ってしまって

「4大都市圏に次いで鉄道環状線を有する富山市」と嘯いて(うそぶいて)しまうのも面白いかと思います。

 (*12/17 文面に誤りがありましたので修正しました)

 

「越」という地名は、『古事記』では「高志」、『出雲風土記』では「古志」

日本書紀』では「越」と記されています。

範囲は山形県庄内市から福井県敦賀市付近までの広範囲に渡っています。

朝鮮半島の当時「高句麗」と呼ばれた国の使者が京都を訪問する際、越えなければならない国が『越』だったという説もあるようです。

 

大宝律令制定の頃に、福井県・石川県付近が都に近い『越前』、富山県付近が『越中』、新潟県付近が『越後』と三つに分かれ、

平安時代に、石川県が『越前』から『加賀』『能登』に分離独立したようです。

 

富山市の市電の路線図を載せます。

 

この日は、『レールの行先は? ≪#59≫』で紹介した富山港に向かう岩瀬浜線に乗りました。

上の路線図で、左に伸びている路線です。

富山での予定を済ませてからの訪問ですのでかなり急いだ旅になってしまいました。

 

日没前の、立山連峰を背景に走る路面電車、岩瀬運河を渡る路面電車です。



 

富山駅周辺の市電です。

 

 



 

新型特急 #「ひだ3号」(HC85系)と分水嶺

岐阜と富山を結ぶ高山本線は、途中岐阜県を通り下呂温泉や高山といった観光地を有しています。

 

 

名古屋発「ひだ1号」は高山止まりですので

名古屋から富山へ向かう高山本線の始発は「特急ひだ3号」となります。

「ひだ3号」は、今年11月末まで平成元年(1989年)にデビューした「キハ85」という

気動車が使われていましたが、

2022年12月から新しい「HC85系」というハイブリッド列車に変わりました。

 

12月3日(土)の朝、朝日を浴びながらHC85系ハイブリッド特急「ひだ3号」が

名古屋駅に入線してきました。



 

 

10両編成の列車は、後ろ6両を高山で切り離し

富山まで全線を走るのは4両のみです。

この日の富山行きの指定席車両はほぼ満席でした。


特急「ひだ3号」は、岐阜駅まで東海道線を通り、岐阜駅で進行方向を反転させて高山線に入ります。

名古屋駅では、こちらの豊橋方向(東京方向)が列車の最後部ですが、岐阜から先は先頭車両となります。

管理人はこの列車に乗車する予定ですが、始発駅で入線後も多少の時間があった為、隣のホームから写真を撮っています。

 

列車は名古屋駅を定刻で発車しました。

車内の表示板には、エンジンとバッテリーの使用状況が表示されています。

なお、特急ひだ3号には列車販売員が乗車していないので、食べ物・飲み物はあらかじめ購入しておく必要があります。

 

途中の車窓から見た風景です。

岐阜駅で東海道線大垣方面の列車を待つ乗務員の方

 

下呂駅で、特急ひだ3号を見送ってくれた親子連れ

 

 

高山本線で最も長い宮トンネルを過ぎると川の流れは日本海側に変わるという車内放送が流れ、しばらくすると高山駅に到着します。

宮トンネルで通過する宮峠が分水嶺となっているわけですが、

これまで何となく

分水嶺岐阜県富山県または福井県との県境と思い込んでいたので

知識不足を少々恥ずかしく感じました。

 

 

 

12/10に、アクセス数が56000を超えました。

怠惰な掲載にもかかわらず

温かい応援と訪問をしていただいていることに

感謝するとともに

これからも長く永く

この「小さな旅、美しい風景、写真そして温泉と銭湯」ブログを続けていきたいと思っております。

ご支援よろしくお願いいたします。

 

 

 

レールの行先は?≪#59≫ ― 北前船の寄港地 富山岩瀬浜 ―

十両昇格が確定した #朝乃山 の出身地である富山市は、

今でも路面電車が活躍する街です。

そして運河を作るほど栄えた「北前船」の寄港地でもありました。

 

路面電車に乗って30分ほどで港まで行くことが出来ます。

 

 

 ↑ 富山鉄道富山港線終点「岩瀬駅」より撮影

 

岩瀬駅」の一つ手前の駅は「競輪場前」という駅ですが

この日の帰りは競輪が終わった時間と重なってしまったようで

帰途の電車の車内は、

夢に賭けた持ち金を(多分)大きく減らした

落ち武者たちのボソボソした声で溢れていました。

 

それでも、苦楽の入り交ざった人生を過ごしてきたと思われる

頭が白くなり始めの女性は

「この後はパチンコで取り返す!」と叫んでいました。

連れの男性が「何万くらい残ってるんだ?」と聞いたところ

「千円だ!」と力強く返答していました。

 

競輪、行ってみようかな。。。

 

 

久々の「レールの行先は?」シリーズです。

前回は1年前の「長良川鉄道北濃駅』」でした。

martintan.hatenablog.com

 

令和4年7月 #大相撲名古屋場所 ≪#3≫ 三段目「#朝乃山」の その後

「#朝乃山」は、名古屋場所で三段目全勝優勝し、幕下15枚目にあがりました。

幕下でも全勝優勝すれば、次の場所は十両に上がることが出来ます。

プロ力士復活です。

 

ところが、9月場所六日目の「勇磨」との相撲で敗れ

幕下を抜け出すことが出来ず、翌場所は幕下4枚目となりました。

 

九州での11月場所も同様です。

全勝優勝すれば、次の場所は十両が約束されます。

 

ところが、再び

11月場所六日目の「玉正鳳」との一番に敗れ

終戦で勝ちはしましたが6勝1敗となり

幕下を抜け出せるかどうかは

十両の会の力士の成績次第という結果になってしまいました。

 

 

この日の最終戦

横綱#照ノ富士 の仕切りの時の顔つきです。

最初は比較的柔和だった顔つきが

制限時間前になると #鬼面 に変わります。

#勝負の鬼 になり切ります。

 

他力士の成績結果により、幕下 #朝乃山 が

翌場所では十両にあがることが確実になった

とのニュースが出ていました。

 

「めでたしめでたし!」ですが

#朝乃山 には、このまま一気に

阿修羅のごとく勝ち星を積み重ね、

大関と言わず横綱を目指してもらいたいものです。

 

先日、所用で富山に行き

富山の銘酒 #「純米大吟醸満寿泉」を土産にいただきました。

不思議な良い香りとすっきりした喉越しで

美味しい日本酒を頂戴し感謝しています。

 

富山は三年ほど前に友人に誘われ

能登半島九十九湾の風光明媚な宿に泊まった記憶があります。

 

martintan.hatenablog.com

 

 

令和4年7月 #大相撲名古屋場所 ≪#2≫ 三日目の三段目「#朝乃山」の取組み

新型コロナウィルス感染は第八波を迎えていると言われ

再び、感染者数も全国で10万人を超えてきましたが、

人々は以前ほどナーバスになってはいません。

一昨日に日本がドイツに快勝したカタールのサッカーW杯会場では、

マスクをした人を見かけることも少なく

大声を出して喜び合う人で満ち溢れていました。

 

 

令和元年(2019年)12月に中国武漢市で見つかった新型コロナ感染は、

令和2年、令和3年の大相撲にも大きな影響を与えました。

 

令和2年3月の大阪場所は無観客開催

5月夏場所は開催中止

7月名古屋場所と11月九州場所は、場所を国技館に移し観客数を制限

地方巡業は開催中止。

 

令和3年も

3月の大阪場所を東京国技館に移し

全ての開催で観客数を制限し、地方巡業は開催中止。

 

そのような厳しい状況の中で

大関「朝乃山」(当時)は、

昨年1月から5月に開催された「大相撲夏場所」までの間に10回程度飲食店に行き、

協会の調査聞き取りに対し虚偽の回答をしたとして

「7月の名古屋場所から6場所(一年間)の出場停止」という厳しい処分を受けました。

 

現在の新型コロナ対策状況を思うと、「外食程度で1年間の出場停止???」と思う向きもあるでしょうが、

当時は、亡くなる方や重症患者数が多く医療現場も切迫した状態でした。

 

ある記事によればスポーツ紙の元記者に誘われたとの話もあり

その誘いを断りにくかったという事情があったようにも感じますが、

協会幹部からすれば「全力士の見本となるべき大関が、禁止事項を破り更には虚偽の回答をするとは許さん!」となったことは十分に推察できます。

 

とは言え、大関というプロのトップまで昇りつめた「朝乃山」が

無給金の「三段目」まで番付を下げながらも、

やる気を失わず這い上がって行こうとする姿勢には

胸を打たれるものがあります。

現在の横綱照ノ富士」の場合は、その下の「序二段」からの復活ですから

スゴイ!としか言いようがありません。

 

前置きが長くなりましたが

いよいよ「西三段目22枚目『朝乃山』」の入場です。

 

 

 

 

対戦相手の「西三段目20枚目『錦国』」が宙に舞います。

名古屋場所で、「朝乃山」は全勝優勝をしました。





 

 

 

令和4年7月 大相撲名古屋場所≪#1≫ 三日目午前中の館内

2か月ほどご無沙汰しております。

 

今年は、身の回りに何かと起きる年のようで

良いこともあればツラいこともある。

ツラいことの方が遥かに多かったわけですが。。。

 

 

最近、富山県出身で現在は東京にお住まいの方とお話しする機会があり

何故か大相撲の話になりまして、

今年7月の大相撲名古屋場所に行った理由が

1年前まで大関だった「前乃山」が三段目から再起するので

撮影がてら応援に行ったと話したところ、

「前乃山関は富山県出身の力士で、多くの富山県人が応援している。

今年、家族が富山からわざわざ名古屋場所に応援に行った」

と話が大いに盛り上がりました。

 

7月12日(火)は名古屋場所三日目。

大相撲の取組は8時半頃から始まり18時頃に終わります。

14時15分頃から十両土俵入り、その後、十両の取組があり幕内の取組へと続きます。

8時半から14時頃までの間に

序の口、序二段、三段目、幕下の取組が組まれています。

 

当時三段目の「前乃山」の取組は12時過ぎと聞いていましたが

遅れては意味がないと考え、

若い力士の後を追いながら、11時過ぎにドルフィンアリーナに入りました。

 

11時過ぎの館内の様子です。

館内には、入門間もない力士の親兄弟親戚とコアな相撲ファンがいる程度でしょうか

ガランとした館内は空調の風が肌寒いほどの室温です。

 

椅子席の最前列で

館内の売店で買い求めたビールと唐揚げを手に

朝乃山の出番を待ちます。

椅子席は料金も手ごろで、

望遠レンズのついたカメラがあれば取組の様子も良く見えます。

「溜席」では撮影が禁止されており「マス席」も撮影しにくい雰囲気があります。

 

因みに、横綱大関の取組が予定されている「結びの一番」の頃の館内は

ボカシを入れるのに苦労するほどです。

 

冒頭に書きましたように

およそ2か月の間、記事の更新を怠っていました。

 

にもかかわらず、

10月26日に訪問者数が54000を超え

11月22日には55000を超えていることが分かりました。

言葉が見つからないほど感謝しております。

 

とは言っても、「仏の顔も三度まで」「人の噂も七十五日」

能天気な管理人も「人の優しさにも限度・限界がある」と認識しております。

照ノ富士関」「朝乃山関」復活までの努力と頑張りを見習って

ブログを継続していきたいと思っております。

今後とも応援のほどよろしくお願い致します。