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令和4年7月 #大相撲名古屋場所 ≪#2≫ 三日目の三段目「#朝乃山」の取組み

新型コロナウィルス感染は第八波を迎えていると言われ

再び、感染者数も全国で10万人を超えてきましたが、

人々は以前ほどナーバスになってはいません。

一昨日に日本がドイツに快勝したカタールのサッカーW杯会場では、

マスクをした人を見かけることも少なく

大声を出して喜び合う人で満ち溢れていました。

 

 

令和元年(2019年)12月に中国武漢市で見つかった新型コロナ感染は、

令和2年、令和3年の大相撲にも大きな影響を与えました。

 

令和2年3月の大阪場所は無観客開催

5月夏場所は開催中止

7月名古屋場所と11月九州場所は、場所を国技館に移し観客数を制限

地方巡業は開催中止。

 

令和3年も

3月の大阪場所を東京国技館に移し

全ての開催で観客数を制限し、地方巡業は開催中止。

 

そのような厳しい状況の中で

大関「朝乃山」(当時)は、

昨年1月から5月に開催された「大相撲夏場所」までの間に10回程度飲食店に行き、

協会の調査聞き取りに対し虚偽の回答をしたとして

「7月の名古屋場所から6場所(一年間)の出場停止」という厳しい処分を受けました。

 

現在の新型コロナ対策状況を思うと、「外食程度で1年間の出場停止???」と思う向きもあるでしょうが、

当時は、亡くなる方や重症患者数が多く医療現場も切迫した状態でした。

 

ある記事によればスポーツ紙の元記者に誘われたとの話もあり

その誘いを断りにくかったという事情があったようにも感じますが、

協会幹部からすれば「全力士の見本となるべき大関が、禁止事項を破り更には虚偽の回答をするとは許さん!」となったことは十分に推察できます。

 

とは言え、大関というプロのトップまで昇りつめた「朝乃山」が

無給金の「三段目」まで番付を下げながらも、

やる気を失わず這い上がって行こうとする姿勢には

胸を打たれるものがあります。

現在の横綱照ノ富士」の場合は、その下の「序二段」からの復活ですから

スゴイ!としか言いようがありません。

 

前置きが長くなりましたが

いよいよ「西三段目22枚目『朝乃山』」の入場です。

 

 

 

 

対戦相手の「西三段目20枚目『錦国』」が宙に舞います。

名古屋場所で、「朝乃山」は全勝優勝をしました。