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晩夏の北海道《#5》宗谷本線をゆく ― 「#名寄から天塩川(てしおがわ)に沿って」「#宗谷本線の駅舎たち」 ―

宗谷本線は名寄駅を越える辺りから天塩川を左手に見ながら天塩川に寄り添うようにして北上していきます

天塩川は右手を北見山地左手を天塩山地に囲まれた名寄盆地を北に向かって流れていき、天塩山地と宗谷丘陵の隙間を縫うように急に左に曲がり日本海へと流れていきます

名寄駅付近の標高が100m弱ですから河口までゆったりと流れている感じです

途中に三日月湖が多いのは豪雨になると暴れ川になった証でしょうね

『天塩』の名前の由来は、「魚を捕まえる『簗』が多い(川)」だそうです

最近、とりわけ名をはせている農水大臣の名前と同じですね

 

名寄駅から二つ目「智恵文(ちえぶん)駅」の駅舎です

宗谷本線の駅舎にふさわしい面構えです

近くにある「智恵文沼」(アイヌ語で「魚のいる沼」からつけられた駅名とのこと

 

名寄駅から4つ目の駅「美深(びふか)駅」では上り列車とのすれ違いです

宗谷本線は単線なのでこうした列車待ちが何回かあります

昔は安全確保のため上下列車の乗務員がタブレットを交換していたことから「列車交換」というそうです

 

「音威子府(おといねっぷ)保養センター天塩川(てしおがわ)温泉」という宿泊も日帰り入浴も可能な町営の温泉が「天塩川温泉駅」から700m徒歩15分ほどのところにありますが、公共交通機関の場合は「音威子府駅」とを結ぶ無料の地域バス利用がお勧めのようです

天塩川温泉駅から短い距離ですが、徒歩ではクマに遭遇する可能性もあります

音威子府駅は立派な駅舎でした

音威子府駅を過ぎると天塩川は大きく左に曲がり宗谷本線も同様に左に曲がります

神居山と天狗山の間を縫うようにして西に向かいます

「筬島(おさしま)駅」です

次の「佐久駅付近で右に曲がり、天塩川と宗谷本線は再び北上していきます

 

 

 



「天塩中川駅」は「特急宗谷」や「特急サロベツ」も停車する立派な駅舎ですが無人駅だそうです

次は「問寒別(といかんべつ)駅」

天塩川に流れ込む「問寒別川(土の被さる川)」が駅名の由来らしい

「糠南(ぬかなん)駅」

駅名看板の横に写真撮影をしている人が写っています

車で来たのでしょうね

「糠南駅」10時6分発のこの列車の次の下り列車は18時4分発です

次の「幌延(ほろのべ)駅」までの間、天塩川は何回も蛇行していて三日月湖も幾つか残っています

「幌延駅」では25分の停車で列車番号が「4323D」から「4325D」に変わります

途中、下り列車の遅れの影響でかなりの遅れが出ていたのですが

25分停車の範囲で遅れのすべてを解消してしまいました

幌延駅を過ぎると天塩川は左に向きを変え日本海へと流れていきます

北上する宗谷本線とはこの辺りでお別れです

「幌延駅」を出た列車は「下沼駅」「豊臣駅」「兜沼駅」「勇知駅」「南稚内駅」に停車し

、6時間を超える長旅を乗り越え終点「稚内駅」に到着しました

戦前はまだこれから南樺太まで続いていました

 

 

お疲れさまでした




 

 

晩夏の北海道《#4》宗谷本線をゆく ― 旭川から名寄まで ―

「晩夏の北海道」三日目です

早朝、旭川駅の向こうに見える山並みには雲海が下りてきていました

旭川駅6時10分発の始発列車で稚内に向かいます

稚内駅到着が12時6分

およそ6時間の長旅になります

各駅停車では唯一の旭川~稚内直通の列車です

隣のホームには函館本線札幌行の「特急ライラック2号」が停まっていました

 

 

二両編成の列車は途中の名寄駅で切り離され、名寄から先は一両での走行となります

この日の旭川駅での乗客の殆どは観光客、鉄道オタクという感じでした

 

「比布駅」

遡ること46年前、「ピップエレキバン」という家庭用磁気治療器のCMに使われた駅です

「蘭留(らんる)駅」

アイヌ語で「下る道」という意味だそうです

塩狩峠から南へ下る道の途中だからでしょうか

山あいは雲に覆われています

 

三浦綾子さんの小説『塩狩峠』の題材となった1902年(明治42年)2月28日に起きた鉄道事故の舞台「塩狩駅」です

両側から登ってくる急坂の頂点「塩狩峠」にある駅です

名寄発旭川行の列車の最後尾客車の連結器が外れ逆走、車掌がそれを手ブレーキで止めようとするも叶わず、最後は自分の身を投げて暴走車両を止めたという痛ましい事故でした

「和寒(わっさむ)駅」と「剣淵(けんぶち)駅」では駅舎から多くの学生さんが現れました

 

「多寄駅」 前駅の名前が変えられていますね

以前は「士別駅」と「多寄駅」の間に「下士別」という駅がありました

「瑞穂駅」雨脚が激しくなってきました

 

2022年に「東風連駅」が移設され駅名も「名寄高校」に変更

 

「名寄駅」に到着しました

停車時間は16分

旭川行の「快速なよろ2号」とすれ違い(列車交換)します

車両が2両から1両になり列車番号がD321DからD4323Dに変わりました

レールの行先は 《#86》 ― 「#宗谷本線」「#名寄駅」

「名寄駅」から延びるレール

「宗谷本線」最北端の「稚内駅」を目指します

 

旭川駅から稚内駅まで直通運転の始発列車ですが

ここ名寄駅で「321D」から「4323D」へと列車番号が変わります

その理由が分かりません

 

 

晩夏の北海道《#3》「釧網線」「石北線」の旅と網走での美味しいランチ

二日目の午前中は

釧路駅の次「東釧路駅」で根室本線花咲線と分岐した後

釧路湿原を通り抜け

屈斜路湖と摩周湖の間を通り

知床斜里駅からオホーツク海沿いに網走駅までの「釧網線」の旅です。

 

釧網線では『釧路湿原ノロッコ号』が有名ですが

敢えて全席自由席の普通列車に乗りました。

始発列車を予定していたのですが、霧雨に心折れて

次発の列車に変更してホテルの朝食をしっかり食べてから出発しました

列車は霧雨の釧路湿原を駆け抜けていきます

釧路湿原を抜け「摩周駅」に着きました

釧路湿原を抜ける頃には雨から曇りへと天気も良くなってきました

 

釧路から北上してきた釧網線は

知床斜里から左に曲がりオホーツク海を右手に見ながら網走駅を目指します

 

ランチを取るべく

網走駅前の『アルカディア』という洋食屋さんに入りました。

この日のお薦め『茄子とモッツァレラチーズのパスタ』とコーヒーを注文したところ

これが大正解。

この店のシェフはタダモノではなさそうです。

 

今日の宿泊地「旭川」までの「石北線」は

14時36分発の「特急オホーツク4号」を予約してあります

釧路駅を始発列車で出ていれば

網走でかなりの余裕時間が出来るので能取湖のサンゴ草を見に行くつもりでした

網走では天気が回復していたので返す返すも残念です

網走川に架かる「新橋」では奇麗な花が飾られていました

川沿いのプロムナードも良い雰囲気です

それまでの1時間半を利用して「網走市美術館」を訪ねました

地元の画家の作品を常設している落ち着いた雰囲気の美術館でした

 

旭川までの「特急オホーツク4号」はこれまでの各駅列車とは異なり

車内は静かで揺れも少なく乗り心地も良かったので

ぐっすりと眠りこんでしまい途中の景色については掲載可能な写真がありません

18時22分に着いた「旭川駅」では小雨が降っていました

夕食は色々と悩んだのですが

昼に食べた網走「アルカディア」さんのパスタがボリューミーだったので

地元でもトップレベルの評判という「梅光軒」のラーメンにしました

極太のメンマが特徴的で美味でした

 

 

晩夏の北海道《#2》根室の街の散策 ―「#根室港」と「#琴平神社」と季節外れの「#紫陽花」―

根室から釧路に戻る列車を一本後にして

昼飯と根室の街を散策することにしました

 

駅付近で食事が出来るところを紹介してもらったのですが、曜日のせいか時間が遅かったのか開いている店が少なく

結局、学生さんが出入りしているラーメン屋に入りました

美味しかったですよ

 

食事を済ませて残り二時間弱

根室港、琴平神社を訪ねることにしました

行きは徒歩で帰りはデマンドタクシーにしました

根室駅から2km強 徒歩で30分ほどです

 

根室港です

根室港と弁天島を見下ろす琴平神社です

観光客は一人もおらず人影も少なく日本最東端の街に来たんだなと感じました

根室港と琴平神社お勧めですよ

 

季節外れの紫陽花が咲いていて驚きました

高台から根室港と弁天島を臨みます

弁天島は天然の防波堤のような位置にあります

弁天島には竪穴式住居跡があり、島内にある市杵島神社の例大祭の時には島に渡ることもできるそうです

コロナ熱等で中止が続いていましたが、今年2026年9月18日に8年ぶりに例大祭が開かれたそうです

 

帰りのデマンドタクシーは連絡がうまくいかず

帰りの列車に遅れてしまうのではないかと心配しましたが

運転手さんの配慮で間に合うことが出来ました

連絡窓口が根室ではなく遠方にあり、現地状況を把握していないケースもあるようです

便利で安価なシステムだけに運用をうまくやっていただきたいですね

晩夏の北海道《#1》花咲線 ー「#別寒辺牛湿原」「#落石岬海岸」「#根室漁港」そして馬とエゾ鹿―

6月の北海道に続いて

9月初めに『晩夏の北海道』を訪ねました

 

『レールの行き先は?』で紹介したように

今回は

超お勧めのJR北海道「大人の休日パス」を利用して鉄道を駆使し

北海道の東端と北端の鉄道の終点起点と岬と灯台を巡る旅になりました

 

眠い目をこすりながら

羽田空港から一番機で釧路空港に向かいます

飛行中、眼下はずっと厚い曇で覆われていました

 

釧路発根室行きの一両編成のワンマン運転普通列車に乗ります

左隣は札幌からの「特急おおぞら」です

「特急おおぞら」の到着を待って「釧網線」の「のろっこ号」が釧路駅を出発していきます

車内の多くは観光客のようですがほぼ満席状態でした

厚岸駅で途中下車して昼飯をとることも考えたのですが

進行方向右の窓側席を確保できたのでそのまま根室に向かうことにしました

 

厚岸駅を出ると、厚岸湖と別寒辺牛(べかんべうし)湿原が見えてきます

終点「根室駅」近づいてくると「落石岬海岸」の近くを通ります

花咲線の佳境とも言える眺めです

「落石駅」に着きました。ホームと道路の区別も定かではありません

花咲線の終点「根室駅」です

観光案内所で最東端駅到着証明書をいただきました

途中、列車が速度を落とし鋭い警笛を鳴らした時は

たいてい線路内に鹿などの動物が入り込んでいるようです

列車が通り過ぎた後、線路の横で跳び跳ねている鹿の姿を何回か見ました

馬の姿も目に付きました

最後には

警笛をならしても逃げ切れず列車と衝突してしまった鹿がいて

ワンマン運転の運転手さんは誰の助けも借りることなく

列車と乗客と線路の安全確認と犠牲になった鹿の処理を一人でされてました

頭が下がります

 

 

 

 

 

レールの行先は 《#85》 ― 「#宗谷本線」「#稚内駅」「#日本最北端の駅」―

 

 

稚内駅の駅舎を抜けたところに設置された黄色い車止め

 

敗戦の1945年(昭和20年)以前は、車止めはなく

北防波堤ドームまでレールがのびており

そこから青函連絡船のような航路で

樺太(サハリン)鉄道と結ばれていました

 

 

 

 

レールの行先は 《#84》 ― 「#網走駅」「#釧網本線」「#石北本線」―

 

網走駅は

旭川(正確には「新旭川」)からの「石北本線」の終点であり

釧路(正確には「東釧路」)までの「釧網本線」の起点です

 

釧網本線の「網走駅」から「知床斜里駅」の区間は

唯一のオホーツク海に沿って走る区間であり

「茅沼駅」から「遠矢駅」の区間では

幻想的な釧路湿原の中を走り抜けます

 

レールの行先は 《#83》 ― 「#花咲線」「#根室駅」「#日本最東端の駅」―

 

東根室駅が無くなった今では

根室駅は

花咲線の終点であると同時に

日本最東端の駅です

 

根室では

少しの時間を利用して

根室港と根室港を見下ろす金刀比羅神社を訪ねました

 

昨日

アクセス数が84000に達しました

訪問していただきありがとうございます

レールの行先は 《#82》 ― 「#根室本線」「#釧路駅」―

 

 

この先は

根室本線のなかでも花咲線と呼ばれる

最も北海道らしい線路が続いています

 

エゾ鹿をはじめとする野生動物を避けながら運転する

ワンマン運転の運転士さんは大変です