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「金時山」登山 ≪#1≫ 「乙女峠」から「長尾山」へ

鉄道唱歌』は1900年(明治33年)に発表・発売されました。

 

第1集は東海道線で、「汽笛一声 新橋を・・・」という歌詞で始まります。

 

歌詞をたどっていくと・・・

高輪泉岳寺、品川付近の車窓から見えるお台場、

川崎大師川原、鶴見神奈川を経由して横浜に到着。

 

横浜の次は大船ですが、

鉄道唱歌は、大船から横須賀線に乗換えてしまい、

鎌倉、逗子を経て横須賀の軍港まで行ってしまいます。

 

再び大船まで戻ると、大磯の海水浴場横を通って国府津まで行き

そこから御殿場線に入ります。

当時の東海道線は小田原や熱海を通っておらず、現在の御殿場線東海道線でした。

小田原、湯河原、熱海、三島を通る現在の東海道線が開通したのは、

1934年(昭和9年)に丹那トンネル開通によるものでした。

トンネル工事は、熱海山の下の丹那断層を横断するため、

膨大な湧水や崩落事故が発生し

当初に予定された工期7年を大幅に超過し、倍以上の16年を要したそうです。

 

GWの合間に箱根「金時山」に登りました。

 

管理人は冒頭の「鉄道唱歌」の通り、

国府津から7時7分発の御殿場線「沼津行き」の列車に乗り換え

7時57分に御殿場駅に到着。

 

途中、山北駅の北には丹沢湖があり、そこから「玄倉川」上流の「ユーシンブルー」へ行くことが出来ます。

 

martintan.hatenablog.com

(なお、「現在は、玄倉ダム損傷のため貯水していない」との記事を目にしましたので、訪問を計画される場合は情報確認をお願いします。)

 

御殿場駅から「天悠行き」箱根登山バスに乗って、8時40分に「乙女峠」バス停に到着しました。

本日の登山予定は

乙女峠」バス停から「乙女峠展望台」、「長尾山」を経由して「金時山」に登り

頂上の「金時茶屋」で「まさカリーうどん」を食べ

「公時神社」経由で下山、麓付近で日帰り入浴して帰ります。

初心者クラスに適したルートだと思います。

 

標高は800m弱。

バス停から少し先に進み、左手の登山道に入ります。

最初に目指すは「乙女峠展望台」です。距離はおよそ1.2km。

 

乙女峠展望台」に到着。

「富士見三峠」の一つと言われているそうです。

鎌倉街道の甲斐「御坂峠(みさかとうげ)」、東海道清水の「薩埵峠(さったとうげ)」そして箱根越え古道「乙女峠」です。

 

次は、「長尾山」(標高1144m)を目指します。

右手に箱根「大涌谷」が見え、微かに硫黄の匂いが漂ってきます。

 

「長尾山」(標高1144m)山頂に到着。
山頂は樹木に囲まれ眺望もない平らな広場で、

標識が無ければ山頂とは分からないほど。

 

「長尾山」を後にして「金時山」を目指します。