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博物館明治村の交通網の歴史遺産≪#2≫ 京都市電とボンネットバス

東京からリニアより速い蒸気機関車で 名古屋まで来ました。

名古屋で接続しているのは「京都市電」です。

名古屋~京都七条~品川灯台となかなかユニークな経路を走っています。

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蒸気機関車と市電に乗れるお得な「共通一日券」が800円で発売されています。

 

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世界で最初の電車の一般営業は1881年に開通したドイツ・ベルリンの路面電車です。

それから14年後の1895年(明治28年)に、日本で最初の一般営業の電車が京都の路面電車として営業をスタートします。

 

電車は自分では動力を保有していないので、架線(トロリー)から電気を補給してもらいながら走ります。

現在、集電装置は「ひし形」や「くの字形」のパンタグラフが主流ですが、

下の画面のように、電車が初めて登場した頃はトロリーポールでした。

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車体の前にエンジンを配置したボンネットバスレトロな雰囲気を醸し出していますが、

博物館明治村のパンフレットやホームページには特にコメントがないので、単なる「昔風のバス」のようです。

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ところで、

京都市電の電気はどこで発電していたのでしょうか?

 

明治時代になって、京都は東京遷都の影響で人口が減少し産業も減少傾向が表れ始めました。

第3代北垣京都府知事は、京都の経済回復のために琵琶湖疎水を計画します。

灌漑・水運・上水道を目的として琵琶湖から水路を曳こうという計画です。

1885年(明治18年)に着工し、1890年に部分完成しました。

 

途中から、発電計画も加えられ、1891年(明治24年)に蹴上発電所が完成します。

その電力が、

1895年(明治28年)日本で初めての一般営業の電車「京都市電」の動力となりました。

 

電車による事故を防ぐ為、「告知人」と呼ばれた少年

昼は旗を持ち、夜は提灯を持ち

「電車が来まっせぇ」「あぶのっせぇ」と叫びながら

電車の10mほど前を走っていました。

 

ところが、告知人の少年が電車に曳かれる事故が幾つも発生し

告知人制度は廃止されたそうです。

 

また、毎月1日と15日は

発電所の藻を除去する日になっていて

この日は市電も休業となっていました。