諏訪湖の湖面全体が結氷し更に気温が下がると
氷が裂け持ち上がる。
「御神渡り(おみわたり)」
諏訪大社上社の男神が下社の女神のもとへと渡る恋の道と言われている。
昨今、その「御神渡り」が表れる年が少なくなった。
最近では、一昨年の二月二日に現れたそうだ。
今年の冬は人々が「こんな暖冬は経験したことがない」というほどの暖冬で、
「御神渡り」の判定をつかさどる八剱神社は、2月3日の朝
今年の「御神渡り」の出現は難しいと判断し「明けの海」を宣言した。
例年、
渋川流域の横谷峡で現れる氷瀑も
雪に覆われる御射鹿池も、
2月の三連休に出会うことは叶わなかった。
【御射鹿池】
【人工的に作られた氷の流れ】
【勢いよく流れる「霧降の滝」】
河床が赤い色に染まっているのは、この辺りが鉄分が多い地形のため。
この日、
午前中に御射鹿池を訪ね、
午後から横谷温泉旅館の駐車場から横谷峡を歩こうとしたが
霧降の滝付近で雪ならぬ雨に降られ
結局、横谷温泉旅館で日帰り温泉にのんびりと浸かることにした。
横谷温泉旅館は水温が低いため
加水の必要はないが、冷泉を暖めるために加温した温泉である。
湯の色は、霧降の滝の河床の色に似た黄金色。
内風呂と川のせせらぎに面した露天風呂が二つある。