正木が原から尾鷲辻を通り
大蛇嵓へ向かう途中で、
何となく霧が薄れてきた。
綺麗に紅葉した木々も増えてきた。
カメラが持っている機能を色々試してみる。
↓ 同じ場所で写した画像
岩の隙間から伸びる幹
神武天皇の像に辿り着いた。
そして、霧が晴れてきて周りの景色が見えてきた!
「大蛇嵓」はもうすぐだ。
大台ケ原は奈良県と三重県の県境にあり、雨が多いことで有名だ。
以前は「魔の山」と呼ばれ入山を拒んできたが、大台ケ原ドライブウェイが開通して日帰り散策も可能になった。
便利になったと言っても、名古屋から車で4時間半ほどかかる。
帰宅するまで24時間コースを覚悟した。
大台ケ原での登山または散策のコースは、
A)大杉谷コース 上級コース
B)東大台 初級コース
C)東大台 中級コース
D)西大台コース 上級コース
の4つのコースがある
↑ 下記の上北山村公式ホームページより
標高1700mの大台ケ原の紅葉を楽しみに訪れたのだが・・・
着いてみれば、またまた霧の中。
しかしながら今回は、ちょっと頑張って
Aコース(初級者向け)ではなく、Bコース(中級者向け)に挑戦することにした。
夜明け前、大台ケ原ビジターセンター駐車場から登山道に入る
東方向の太平洋熊野灘が見える予定の展望台に到着
しかし、前方はガスに包まれて見えない
展望台からの景色は諦め、急な木製階段を登って大台ケ原で最も高い日出ヶ岳山頂へ向かう
日出ヶ岳山頂(標高1695m)に到着
昇りはじめた太陽が朧月のように見える
初心者が大杉谷ルートに迷い込まないように、大きな看板が出ている
テーマがアチコチに飛んで読みにくいブログになってしまって
申し訳ありません。
再び、「神秘と歴史」に戻ってきました。
高千穂峡を後にし
バスは少し離れた場所にある「天岩戸神社」に向かう。
天岩戸神社は、天照大御神 が隠れた天岩戸をご神体とする神社で、
傍を流れる岩戸側の上流には「天安河原」がある。
世の中が真っ暗になった時、
八百万の神が集まって対応を協議した場所でとされる。
天岩戸神社から天の安河原へ向かう散策道もなかなか趣がある。
天安河原に到着
「願いを込めながら石を積むと・・・願いが叶う」
いつの頃からかそんな伝説が生まれ、
今では・・・・・
ベンチに着いた落ち葉が秋の到来を暗示する
当日の朝の天気は今にも雨が降りそうな様子で、「前途多難」を連想させられたが、
ツアー客全員の日頃の行いが良かったおかげで
天候は次第に回復し、高千穂峡到着以降、全ての行程で晴れ間が出ていた。
また、このツアーの添乗員さんは話が面白く長いバス車内の時間も苦にならなかった。
更には、最近退職し10日間の一人旅をしているというツアー客の方の興味深い話を伺うことも出来た。
皆さんに感謝しています。
以下に、一連の「神秘と歴史」シリーズをまとめておきます。
2017年11月11日に本ブログを開設してから2年が経過し、明日から3年目に入ります。
多くの方々に心より感謝申し上げます。
訪問して下さる方々、
スターをつけて評価しての下さる方々、
コメントを書いて下さる方々、
「見たよ」とか「あれはちょっと違うんじゃないか?」等々の感想を言って下さる方々、
間違いを指摘して下さる方々、
ありがとうございます。
絶景を求めて小さな旅を続け、
紅葉や花や音楽や絵画や美味い酒や肴に感嘆し、
最後は温泉や銭湯で寛ぐ。
まだまだ続けて行くつもりですので
ご支援のほどよろしくお願い致します。
そんな折り、10月26日から
名古屋市美術館でカラヴァッジョ展が
始まりました。
金曜日は閉館時刻が通常の17時から20時に延されているので
金曜の夕方、仕事を素早く終え美術館に向かった。
圧倒的です。
見に行って損はありません。
美術書からでは絶対に感じることのできない
実物の存在感・表現性がガンガンと伝わってきます。
札幌が終わり、
12月15日までが名古屋市美術館。
その後、大阪での展示会が予定されています。
お近くの方は是非。
お近くでない方も・・・出来れば。
↑ 夜の都心の森の中に佇む「名古屋市美術館」
カラヴァッジョは1571年9月30日、ミラノ郊外のカラヴァッジョ村の石積み工の親方の長男として生まれた。
本名はミケランジェロ・メリージ。
38年10ケ月の短い生涯は、美術史上で突出した絵画の才能の持ち主であると同時に
「ならず者」「殺人犯」としてシチリア島からマルタ島までイタリア中を逃亡する人生であった。
弟子を持つことはなかったが、皮肉にも
逃亡によりイタリア各地を転々とすることによって
彼の作品、強烈な作風に心酔する
多くの「カラヴァッジェスキ(カラヴァッジョの追随者)を生み出し、
彼らの作風は「カラヴァッジョ様式」と呼ばれるようになった。
展示は『花瓶の花、果物および野菜』と題された静物画から始まる。
カラヴァッジョの作品10点と関連する全42作品が展示されている。
『ゴリアテの首を持つダヴィデ』は名古屋市美術館だけの限定公開。
ダヴィデの手で斬首され、髪を持ってぶら下げられているゴリアテの顔は
カラヴァッジョの自画像だそうだ。
髪の毛が踊り狂う蛇で出来ている恐ろしい怪物「メドゥーサ」
見た人を石に変えてしまう怪物「メドゥーサ」
斬首されたメドゥーサの顔を本物の盾に描いた『メドゥーサの盾』
多くの矢が突き刺さった状態を描く多くの画家とは異なり
たった一本の矢が突き刺さった状態を描いた『聖セバスティアヌス』
そして
何とも艶めかしい表情をした『法悦のマグダラのマリア』
この日は「いい歯(いいは)の日」ということで
この日の来場者限定で
カラヴァッジョの作品『歯を抜く人』のポストカードをいただいた。
カラヴァッジョが何故このテーマで絵を描こうと思ったのか不思議である。
(偽医者と推定される)男が、ペンチで別の男の歯を引き抜いている。
男は激痛に苦しみ
右手でひじ掛けを強く握りしめ
大きく広げた左手を空中に伸ばし
口からは一筋の血が流れだしている。
その周りで、五人の大人の男と一人の子供がその様子を見つめている。
【カラヴァッジョ展の案内はこちら】
カラヴァッジョ展を見た後は当然、
B1の常設展でキーファーの「シベリアの王女」を見ました。
モジリアニもシャガールもローランサンもさりげなく展示されていました。
カラヴァッジョの絵を見ていて、
斬りおとされた頭、吹き出す血、突き刺さる矢といった画像から滲み出る被虐嗜好。
聖ヨハネを描いた画像に見られるように、中性的な姿が多いという性的嗜好。
どうでしょうか?
麓(ふもと)でも
最低気温が一桁になり始め
昼間の最高気温との気温差が大きくなってきました。
管理人も、いつものアレルギー性鼻炎ではなく風邪をひいたような気がしています。
皆さんも体調にご注意下さい。
本日、アクセス数が19000に到達致しました。
10月以降、紅葉questにハマっていて
ブログ更新が滞りがちとなっているにもかかわらず
本ブログを訪問し、或いはスターマークをつけていただいた皆様に、
心より御礼申し上げます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
本日の画像は
紀伊半島、奈良県と三重県の県境に位置する大台ヶ原の有名な絶壁を
絵画風に加工したものです。
この絶壁の先端まで行くにはかなりの勇気が必要です。
詳細ブログは近日公開の予定。