小さな旅、美しい風景、写真 そして温泉と銭湯

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東北本線岩切駅で見かけた不思議な列車  ―ちょっとマニアックな記事―

JR東北本線に乗って仙台から一関方面に北上すると

二つ目の駅が「岩切」駅

ここで東北本線は、利府駅に向かう利府支線と分離する。

 

岩切駅で下車すると、目の前に

初めて見る列車が停車していた。

 

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  (バラストレギュレーター)

 

 

そしてもう一台。

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    (マルチプルタイタンバー)

 

 

仙台付近は雪はあまり積もらないと聞いているが

除雪関係の列車なのかとも思ったが、

鉄道の列車に詳しい方に聞いて判明。

 

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   (バラストレギュレーターの一部拡大画像)

 

 

 ヒントは

1枚目の列車に書いてある「SENKEN」の文字と

拡大画像の「Plasser&Theurer」「KSP2002E-LP」

の文字。

 

 

それは・・・

鉄道の枕木やレールを支えるバラストを整備する列車。

 

詳しくは以下のリンクを参照下さい。

 

www.senken-k.co.jp

 


Multiple Tie Tamper マルチプルタイタンパー 夜間保線作業 東海道本線

     ☝見入ってしまいますね。

 

 

Prasser&Theurer社は

本社がウィーンにあるオーストリアの会社で

線路工事用の重機を造っているメーカー。

 

鉄道に携わる会社は一般的には知られていない会社が多い。

そうした会社と社員の皆さんが鉄道技術の進歩や鉄道の整備・安全を支えている。

また一つ新しい世界を知りました。

 

東北を訪れたときには

出来れば

温泉記事や食記事を 掲載したいですね。。。

 

歴史的建造物と紺屋街道  《半田の街並#4》

内容濃いMIZKAN MUSEUMを後にして

半田市内に残る歴史的建造物と紺屋街道を訪ねた。

 

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 ☟ 小栗家本宅

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  ☟ 半六庭園

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 ☟ 半田運河沿いの黒壁の建物

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  ☟ 紺屋街道

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☟ 紺屋街道の常夜灯

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  ☟ 寺の屋根に架かる夕刻の月

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半田は他にも見どころが沢山ある。

愛知県半田市の見どころについては、こちらをご覧ください。

www.handa-kankou.com

 

MIZKAN MUSEUM 《半田の街並 #3》

 ☟ 外観

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 レトロな郵便ポストが立っている。 

 

 ☟ 敷地の中に入ると、左手にお宮が祀ってある

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  ☟ 「大地の蔵」では、酢の製造過程を模型を使って説明している

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  ☟ 当時の酢造り職人の階層図

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  このブログの画像達は、まだまだ「ホチ」レベル。

  「人足回し」レベルになるにはまだ何年かかることやら・・・

 

 

 

 ☟ 各種の酢の香りを嗅ぐことが出来る

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 ☟ 酒粕酢が江戸前寿司をつくった

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 (江戸前寿司を支え、江戸前寿司によって一気に財を成した中埜商店)

 

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寿司の歴史を紐解いてみると・・・

 

今では寿司というと江戸前の握り寿司を思い浮かべるが、

元々の寿司は「なれずし」と呼ばれる魚を塩と米で乳酸発酵させたもの。

その代表が滋賀県の「鮒ずし」である。

 

江戸前の握り寿司の登場は独創的というか少々インチキ臭いところがあるようだ。

江戸前握りずし、別名「はや寿司」は、

それまでの「なれずし」の発酵という過程を経ていない。

「そんなん『すし』とは言えないだろう」という声が聞こえてきそうだ。

 

しかし、

ナマモノと米を食酢でしめ、

ワサビで殺菌し、

ガリ(ショウガの酢漬け)で寄生虫を殺すという知恵を使い、

発酵の部分は野田の醤油に委ねるというスタイルを確立した江戸前寿司

気が短い江戸っ子の人気を博したらしい。

 

一方、

日本の酢は、米酢と粕酢の2種類からなる。

米酢の歴史は古く、作った酒に酢酸菌を加えて発酵させ作られた食酢で

5世紀頃に中国から伝わったそうだ。

粕酢は酒粕から造る酢で、その歴史は新しく

酢酸菌を使うだけに酒造家は避ける。

 

1804年に分家独立した初代中野又左衛門は粕酢造りにチャレンジする。

或いは、本家との関係で酒造りが出来なかったのかもしれない。

 

当時の江戸で人気になり始めた「はや寿司」に使われる酢が

高価な米酢から、

安価で風味が寿司にあう粕酢に転換しつつあるチャンスを逃さず

中野又左衛門は、一気に生産量を増やし、

大量輸送手段である船を調達し、

江戸における「半田の粕酢」ブランドを確立した。

 

市場規模激変の見極め、人材・原料の調達力、資金調達力、

そしてその情報収集力、決断力および判断力は素晴らしいものがある。

 

 

 

なお、この辺りは、

以下のサイトを参考にした

www.mizkan.co.jp

 

shokubun.la.coocan.jp

レールの行先は? 《#15》   深~い駅の話

 

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     (JR横須賀線東京駅ホームから撮影)

 

モノトーンのトンネルの中で青く光る信号。

 

進め!!

レールの行き先は?

 

 

JR鶴見線から一旦離れ

本日は、JR総武線横須賀線の東京駅から見たレール画像を掲載します。

 

 

 

JR総武線横須賀線東京駅は地下5階にあって

かなり深い。相当深い。

東京駅の総武線横須賀線のホームは地上からの深さ▲27.5m

 

 

国内の鉄道駅でこれより深い駅はあるのかと調べてみると

やはりこのホームの方が深かった。

 

東京駅京葉線ホームが地上からの深さ▲35m

その低さは海抜で言うと▲27.19m

 

 

更に深い駅はあるのかというと、

JRではなく、都営地下鉄大江戸線六本木駅ホームが▲42.3m

 

 

鉄道ファンにとっては常識の範疇だろうが、

深い上に、上下線ホームの高低差が非常に大きな駅がある。

 

通称「モグラ駅」と呼ばれる上越線の「土合駅

 

標高583mの地下上り線ホームと

改札口がある標高653.7mの下り線ホームとの標高差は70.7m。

 

上り線地下ホームから改札口まではエレベーターもエスカレーターもなく、

延べ486段もの階段をひたすら登るのみ。

 

土合駅については

はてなブログでも幾人かの方が紹介している。

 

tetsutorin.hatenablog.com

 

kuromiyahara.hatenablog.com

 

 

以前は

国内にとどまらず世界で最も深くて低い駅は

青函トンネル内の「吉岡海底駅」だった。

標高▲149.5m

 

ところが、北海道新幹線乗り入れにともない

もう一つの海底駅「竜飛海底駅」▲135mとともに

廃止されてしまった。

d.hatena.ne.jp

 

 

 

その結果、今や

国内で最も低い駅は

なんと東京駅京葉線ホーム。

 

 

「全ての線が上りなのに

一番低い場所はどこ?」

という謎なぞが生まれるわけだ。

 

 

 

危ない!! 《半田の街並み#2》

「危ない!!」

 

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   ↑  MIZKAN  MUSEUMの「大地の蔵」の出口手前にあった

     記念写真撮影用の「だまし絵画像」

 

 

 

半田市って何処にあるんだ?

 知らねえよ。」

と仰る方も少なくないと思う。

 

グーグルマップでその位置を確認してみよう。

愛知県・三重県が太平洋に面したところに

紀伊半島渥美半島で囲まれた海域に「伊勢湾」と「三河湾」が存在する。

そして、「伊勢湾」と「三河湾」を区切っているのが知多半島

 

中部国際空港は、知多半島の西側の伊勢湾側の「常滑(とこなめ)市」に位置する。

 

半田市は、知多半島の東側、三河湾側の付け根に位置する。 

 

 

 

昨年9月に掲載した300万本の彼岸花が咲き誇る「矢勝川の土手」も半田市に位置する 

martintan.hatenablog.com

 

 

 

半田運河の大正時代に撮られた写真が「風の回廊」に掲載されていた。

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当時の賑やかな様子がよくわかる。

 

 

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☟ 半田から江戸まで酢を運んだ船を再現(「弁才船」と呼ばれた)

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窓     ≪半田の街並み ♯1≫

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 (MIZKAN  MUSEUM「風の回廊」の窓から撮影)

  目の前の水面は半田運河。対岸は建物の黒壁。

 

 

 

味ポン」等で有名な「ミツカン グループ」

創業は1804年とあるので、その歴史は200年以上になる会社である。

 

非上場だが、CMを含め企業PRに力を入れており

本社所在地の愛知県半田市

MIZKAN  MUSEUM  という酢に纏わる博物館を公開している。

館内の撮影も許されていたので、

画像と共に紹介していきます。

 

大きくは

酢の製造過程に関わる説明がメインの「大地の蔵」

酢とミツカンの歴史を説明する「時の蔵」

に別れている。


係りの方の説明がつく「時の蔵」は予約制になっている。

 特に土日祝日は早めに予約をしておいた方がよいほど人気があるようだ。

 

この日は他の予定もあって、

事前予約をせずに訪れたが、

運良く一時間待ちほどで入ることが出来た。

 

待ち時間の間に、

急ぎ、教えてもらった近くの店で遅めの昼食をとり

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その後、予約不要の「大地の蔵」を見ることが出来た。

 

 

 

冒頭の画像は

「時の蔵」の第一ステージ「風の回廊」の突き当たりにあって

半田運河に面した窓越しの風景。

アプリで絵画風に少しデフォルメしてみた。

 

 

続いて、「時の蔵」最終ステージ「光の庭」にある沢山のにぎり寿司。

 

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サンプルとは思えぬ全てのにぎり寿司が異なる形をした精巧さ。

見学前に食事をしておいて良かった。

 

 

 

 名古屋から半田までの交通手段としては

名鉄名古屋鉄道)で知多半田駅まで来る方が多いと思うが、

今日は、半田駅で下車するJR武豊線を選んでみた。

 

 

レールの行先は? 《#14》

f:id:martintan:20190120232004j:plain (JR鶴見線 鶴見駅ホームより撮影)

  ↑ 鶴見線はここからスタートする

 
鶴見線の駅名はなかなかユニークだ。
「鶴見」駅~「海芝浦」駅間の六つの駅名の由来が興味深い
 
鶴見の次は「国道」駅
第一京浜(以前の国道1号線、現在の国道15号線)と交差したところだから。
 
次は「鶴見小野
この付近の大地主だった小野信行さんの名前からつけられた。
 
その次は「弁天橋」駅
近隣の池に架かっていた橋の名前から。
 
そして「浅野」駅
鶴見線の前身の鶴見臨港鉄道の設立者で浅野財閥の創設者である浅野総一郎の名前からつけられた。
 
この浅野駅で鶴見線本線から海芝浦線が分岐する。
芝浦製作所(現在の東芝)の工場に隣接することから、
「新芝浦」駅と「海芝浦」駅という名前が付けられた。
 
 
 
 
 

レールの行先は? 《#13》

 

 

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 (JR鶴見線鶴見駅から伸びるレール)

 

JR鶴見線は全部で13駅あるのだが、

鶴見駅以外の12駅は全て無人駅。

路線が横浜市川崎市という政令都市にあると考えると

「大都市の秘境駅」と言われるのも納得出来る。

 

 鶴見駅は、鶴見線京浜東北線の2路線の駅しかないが

横須賀線東海道線の列車も並行して走っている。

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  ↑ 右側高架部が鶴見線。左側地上部が横須賀線東海道線京浜東北線

   100mほど離れたところに京浜急行の「京急鶴見駅」がある。

   

 

 鶴見駅付近で「線路内に人が立ち入った」というじたいが発生すると

京浜東北線も、東海道線も、横須賀線

一斉に「非常停止」という悲惨な事態を巻き起こすことになる

 

言い換えれば、鶴見駅

横須賀線東海道線の停車駅が出来れば、巨大ターミナルに化けるポテンシャルを持った駅である。

 

駅前も年と共に綺麗になってきて、

昔を知るものにとっては寂しい面もある。

 

8000アクセス超え御礼と美味なる天麩羅うどん紹介

今週、アクセス数が8000を越えました。

 

訪問者の皆様、読者の皆様、
更にはコメントをいただいた皆様、
心より御礼申し上げます。


また130人以上の方に読者登録をしていただきました。

ありがとうございます。

 

歩む速度は相変わらず遅々としていますが、
これからも
小さな旅、美しい風景、温泉に銭湯
それに加えて鉄道レールを
写真と文章でお伝えしていきたいと思っております。
どうぞよろしくお願い致します。

 

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本日の画像は
愛知県の自動車免許試験場の近くにある
蕎麦うどんの店「菊丸」さんの
ベラボウに美味くてお値打ちな
天麩羅うどん定食を紹介します。


うどん・蕎麦が美味しいのは当然として
天麩羅が特にお薦めです。

 

 

自動車試験場から500mほど離れたところになりますが
免許更新や講習に行った時は、是非お寄りください。
ただし、昼時は順番待ちで待たされる可能性が高いのでご注意を。 

 

レールの行先は? 《#12》

「レールの行先は?」シリーズは、暫くJR鶴見線を連続して掲載の予定です。 

 

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  (JR鶴見線 海芝浦駅ホームから撮影)

 

 

 

 

海芝浦駅付近の海には海鳥の一群がいる。

 

乗客が餌を与えるからだろうか。

 

その様子は

昔、子供を風呂を風呂に入れるときに浮かべたアヒルの玩具のように見えてきて

一人笑ってしまった

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