名古屋市東山動植物園の温室は国の重要文化財に指定されています。
1936年(昭和11年)に建設、翌1937年(昭和12年)に開園されました。
現存する公共施設の温室としては、日本で最も古いものだそうです。
↑ ↓ 8mm-16mmの超広角レンズを使って全体を写すことが出来ました。
設計者は
東京帝国大学を卒業し
1935年(昭和10年)に名古屋市土木部建築家に採用されたばかりの
「一圓(いちえん)俊郎」さん
ロンドン郊外にあった「キューガーデンズ温室」を参考にしたとのことです。
大学卒業して2年目の技師にこれほど大きな構造物の設計を任せるとは・・・
この当時の日本は(或いは、名古屋市は)つくづくダイナミックだったのでしょう。
と同時に、「一圓俊郎」さんが天才的に優秀だったのか
当時の大学卒業時の学生のレベルが恐ろしく高かったのか。
因みに、当時の名古屋市長は「大岩勇夫(いさお)さん」という市長でした。
1937年(昭和12年)に、動植物園を鶴舞公園から広大な敷地の現在の東山に移転させ
汎太平洋平和博覧会を名古屋で開催させ
その他にも、在任中に市庁舎、公会堂、中川運河を建設・完成させるなど
意気盛んな「大名古屋」を実現した名市長でした。
金メダルをかじったかどうかは不明です。
任せる上司もそれに応える当人も「アッパレ!!」としか言いようがありません。
↑ 昭和初期の灯りを復元した温室を前に談笑する二人連れ
↑ 満月直前の月光に照らされて
ライトアップなど暗い場所での撮影は、一般的には
イメージセンサーが大きいフルサイズ一眼カメラが優位と言われています。
しかしながら、マイクロフォーサーズのカメラとレンズは
手振れ補正やレンズの明るさを保持して高度な画質を実現しつつ
見事なコンパクトさにより
身軽な荷物での山歩き撮影や仕事帰り撮影を可能にしています。
ちなみに
パナソニックのLUMIXライカレンズの場合、解放F値 f/2.8-4.0で
広角 8mm-18mm (フルサイズ換算 16mm-36mm) 315g 長さ88mm
標準 12mm-60mm (フルサイズ換算 24mm-120mm) 320g 長さ86mm
望遠 50mm-200mm (フルサイズ換算 100mm-400mm)655g 長さ132mm
と驚異的な軽さと小ささです。
例えば
フルサイズとしては比較的コンパクトと思われるソニーの超望遠レンズFE100-400は、解放F値 f/4.5-5.6で重量1395g 長さ205mmとなっています。
スマートフォンの性能向上の影響を受け
カメラ市場全体が縮小の一途を辿っており
マイクロフォーサーズ規格の一眼カメラも同様な状態だと思われますが
今後も末永く生産を継続してもらいたいものです。