通称「防災地下神殿」は、埼玉県春日部市に作られた「#首都圏外郭放水路」です。
この辺り、江戸時代以前には
江戸川の西側(東京寄り)に利根川が幾筋にも別れて流れていたそうです。
江戸時代に利根川の川筋の移転工事が行われ、おおよそ現代のように
栗橋あたりから江戸川の東側を通り
銚子付近の太平洋に流れ込むようになったそうです。
それ故、江戸川の東側に位置する春日部市付近は標高が低く
大雨の都度、浸水を繰り返してきました。
これらの水害を一気に解消したのがこの「防災地下神殿」

(関東地方整備局江戸川河川事務所のホームページからお借りしました)
地下神殿は5本の立杭と4つのトンネルそして1つの調圧水槽からなっており
その規模は総延長6.3㎞、総容積 という巨大なものです。
立杭の大きさは深さが約70m内径が約30m
トンネルの大きさは長さが約6300m、内径が約10m
調圧水槽は長さ177,幅78,高さ18m
貯水容量は67万㎥
内部を見学することが出来ます。
4つのコースがあり、ひと月前から予約できます。
地下神殿コース(55分) 清掃された調圧水槽を見学 1000円/任
立杭体験コース(110分) 第1立杭の一部+展示室+調圧水槽 3000円/人
ヘルメットとハーネス(安全帯)着用、高さ70mの高所通路を歩行
ポンプ堪能コース(100分) ポンプ室+展示室+調圧水槽 2500円/人
排水機場のポンプおよび特殊ガスタービン・減速機見学
インペラ探検コース(110分) 調圧水槽奥のインペラ(羽根車)+展示室+調圧水槽
4000円/人 ヒップウエーダー(長靴)とヘッドライト付きヘルメット着用
この日、管理人が参加したのは「地下神殿コース」
地下神殿への入り口はこちら
右手後方の建物が、受付がある「龍Q館」です

116段の階段を下りていきます(階段の途中は撮影禁止なので下から撮影)
運動不足の人には、帰りの上り階段はなかなかキツイかも・・・

地下神殿コースのメインの調圧水槽の様子です

この奥にインペラがあると思います



第1立杭です

天井には重機を搬入する扉がついていました

江戸時代に流れを移設された利根川は万葉集の和歌の題材にもなっています
「利根川の川瀬も知らずただ渡り 波にあふのす逢える君かも」
「万葉集14巻 東歌」で選ばれた詩です
万葉集の時代には、この辺りを利根川が洪水の度に流れを変えていたと思われます