桜も終わり
春から初夏へと向かうこの時期
様々な花が謙虚に咲いていました。
公時神社の休み処では
マスクをしたクマの木彫りに出会いました。
話の成り立ちの前後はよくわかりませんが、
金時山にまつわる「金太郎」と「坂田公時」について。
奈良時代以降、「臣籍降下」などにより天皇から与えられた主要な「氏」として、「源」「平」「藤原」「橘」の四つがあります。
『賜姓』ですね。
第56代清和天皇の系譜「清和源氏」の三代目に「源頼光」という伝説の武人がいました。(鎌倉幕府の始祖「源頼朝」も清和源氏の流れをくむ河内源氏です)
西暦1000年頃、都が平安京にあった「平安時代」にあたります。
「頼光四天王「と呼ばれる、渡辺綱、卜部季武、碓井貞光、坂田公時と共に、京都府の丹後半島にある大江山(標高832m)に住んでいた鬼『酒呑童子』を倒したことで知られています。
『酒呑童子』は歌舞伎や能や宝塚歌劇の題材になるほど傑出した鬼で、
源頼光によって切り取られた生首がまだ力を残していて頼光に嚙みついたそうです。
その生首は宇治平等院の宝蔵に納められました。
「頼光四天王」の一人、坂田公時は足柄山で知り合った碓井貞光の紹介で源頼光の配下にはいりました。
「金太郎」は「坂田公時」が幼い頃の名前で、足柄山で熊と相撲をとるほどの怪力の持ち主だといわれています。
端午の節句の「マサカリ担いだ金太郎」です。
「坂田公時」の子供が「坂田公平」
きんとき豆は「公時」由来、
きんぴらゴボウは「公平」由来と聞きましたが、
真偽のほどはどうなんでしょう。