三輪山・大神神社《#1》三輪山登拝  ― 『豊饒の海』「奔馬」の舞台を訪ねて ―

おはようございます。

 

早朝、名古屋から数少ない名張駅停車の近鉄難波行特急に乗り

名張で準急に乗り換えて桜井に到着。

 

前日の天気予報では「曇り時々雨」となっていて

三輪山登拝が出来るかどうか心配でしたが、

日頃の行いが良いからかw

朝の天気予報は「午前中は雨の心配なし」に変わっていました。

 

 

近鉄桜井駅から大神神社のアクセスは、

JR万葉まほろば線で三輪駅まで行くルートと

バスで大神神社二の鳥居まで行くルートがあり、

バスの場合は神社のすぐ前まで運んでくれます。

 

バス停でバスを待っている時に

年配の女性から、奈良言葉で

「バスの行き先を間違えると長い距離を歩かないといけないので注意しなさい」

という趣旨の注意をいただいた。

バスの車中では、途中下車する方から詳細な補足説明を受け

奈良桜井の地元の方々の親切心にほっこりとしました。

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バスは大鳥居のところで右折して参道を大神神社の門前まで入っていきます。

 

バスを降り、

先ずは、三輪の荒魂を祀る「狭井神社(さいじんじゃ)」に向かいます。

狭井神社(さいじんじゃ)」は三輪山登拝の許可をいただく社務所でもあります。 

 

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三輪山登拝の最中は飲食も撮影も禁止です。

出来事を口外することも止められています。

以前は限られた人しか入山が認められなかったようです。

神である山を歩くのに履物は失礼だとして

裸足で登拝する方もいます。

 

 

 

(『豊饒の海』を読んでいない方はここから先に進まないでください。

ネタバレを含んでいます。) 

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豊饒の海』第一巻「春の雪」の主人公松枝清顕は20歳で亡くなり

奔馬」の飯沼勲に輪廻転生したように見えます。

 

輪廻転生を証するものとして三島由紀夫が用意したのは

清顕が友人の本多繁邦に託した「夢日記」と左脇の三つの黒子。

更に、死の直前、清顕が本多に残した

「今、夢を見ていた。又、会おうぜ。きっと会う。滝の下で」という言葉。

 

大神神社三輪山にある滝に打たれている飯沼勲の左わき腹に

3つの黒子があるのを目にした時

本多繁邦は(そして読者も)松枝清顕から飯沼勲への輪廻転生を確信し始める。

 

 その滝の名は

三輪山の登拝道の途中にある「三光の滝」。

 

奔馬」の小説としての評価は様々ですが、

三島由紀夫が最も思いを寄せたのは、『豊穣の海』四部作の中で

奔馬」の飯沼勲に対する思いが最も深いと感じます。

小説および映画の形で発表した「憂国」とともに、「奔馬」では

数年後に割腹自殺する自らの姿を念頭に置きながら筆を進めたのでしょうか。

 

さて、

少しの間、お休みしておりましたが、

再び、本ブログに戻って参りました。

今後もよろしくお願い致します。