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雲海を見下ろす「伊吹山」《#1》 ― 流れ落ちる雲海とギネス記録 ―

夏の終わりに滋賀県の最高峰「伊吹山」に行ってきました。

伊吹山の標高は1377m。

 

早朝のお手軽登山を目指すなら8月末までがお勧めです。

というのも、

8月末まで伊吹山ドライブウェイは

通常の営業時間が午前8時開始のところ

午前3時と圧倒的に早くなっています。

 

この日は、小雨交じりの曇り空で、

入り口の料金所徴収員の方からも

「今日はずっと雲が出てるかもしれません。いいですか?」と聞かれましたが、

もう今日しかないと心を決め、急な坂道を登って行きました。

 

雲の合間から琵琶湖周辺の街の灯りが見えます。

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雲海がダイナミックに流れ落ちていきます

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朝日に照らされた雲海が駐車場を覆い始める

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伊吹山ドライブウェイは延長17km

1970年(昭和45年)に全線開通。

入り口料金所の標高が204m、終点のスカイテラス駐車場の標高が1260mです。

1056mの標高差を一気に登ります。

 

伊吹山の神は巨大な白い猪の姿をしていたそうですが、とても強い神でした。

 

征伐に来たヤマトタケルと戦い

ヒョウを降らせてヤマトタケルを弱体化し、伊吹山から撤退させてしまいます。

それがもとで、ヤマトタケルは回復することなく亡くなってしまいます。

古事記」「日本書紀」に記述されるほどの衝撃的な事件でした。

 

そんな恐ろしい山の登山ですが、

ドライブウェイの開通により極めて容易になりました。

 

冬の伊吹山の恐ろしさを示すギネス記録があります。

それは

1927年(昭和2年)2月14日の積雪量1182cm。

現在も破られていない世界最深雪記録だそうです。

 

ヤマトタケルに勝てた理由はこれです、きっと。

 

昨日、アクセス数が30000を越えました。

このブログを訪れ支えて下さる読者の皆さんに

心より御礼申し上げます。

 

30000番目に訪れてくれた貴方には

残り2か月半になりましたが、

必ず年内に上下セットで良いことが訪れることと思います。

ありがとうございました。