「神無月」
旧暦の10月である。
俗説によれば、
この時期、日本中の神様「八百(やお)万(よろづ)の神」が
10月11日から17日までの7日間会議をする。
この間、日本全国から神様が出張不在となるので
10月を「神無月」という。
反対に、出雲地方では10月を「神在月」というらしい。
会議の議題は・・・「縁結び」だそうで、
なかなか「萌え」る話である。
更には、
諏訪大社に祀られた諏訪明神(大国主命の息子である「建御名方神」)は
大きな龍(蛇)の姿で出雲大社に向かったが、
その姿の巨大さに驚いた他の神々が「諏訪明神はわざわざ来なくてもいいだろう」と
言ったために、
神無月の半ばに、
神話の世界、神秘と歴史に包まれた「高千穂峡」を訪ねた。
「高千穂」が何処なのかについては諸説あるようだが、
五ヶ瀬川に高さ80~100mの切り立った両岸から滝が流れ込んでいて
神秘と歴史を体感することが出来る。
午前7時、博多駅前を出発するバスに乗った時は、
厚い曇と雨が交錯する天気予報に少々重い気持ちだった。
ところが、高千穂に近づくにつれ
奇跡的に厚い雲は薄れ、晴れ間も垣間見えるようなってきた。
高千穂峡は宮崎県を西から東へ向かって流れる五ヶ瀬川の上流域にある。
散策道の途中で振り返ると、
3つの橋が上下に積み重なるように見える。
ツアーでの訪問は観光客数が多い時間帯になってしまう為、
神秘とは遠くなってしまうのはやむを得ないだろう。
そして、
「真名井の滝」が五ヶ瀬川に流れ落ちる高千穂峡のベストポイントに到着する
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