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名古屋市美術館を訪ねて  ― 吉野石膏コレクションのスゴさに絶句 そして「シベリアの王女」―

カメラの「基本の『き』」を教わりに行った帰り道

久しぶりに名古屋市美術館を訪れた。

 

印象派からその先へ」という表題で

吉野石膏コレクションの数々が展示されていた。

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このブログを書き始めて

「こんな初歩的なことも知らないのか!」と言われそうな事柄が

あまりにも多いことに気づかされてばかりである。

 

しかしながら、生来の楽天的性格から

「知らないことがあるからこそ知る楽しみがある」と居直って、

新たな分野が広がり、新たな人との出会いがあることに

喜びを感じている。

 

このような書き出しから始めたのも

吉野石膏コレクションが収蔵する美術品の内容があまりにも凄い

ということを初めて知ったからである。

 

yoshino-gypsum.com

 

このリストを見たら、「絶句」でしょう?

 

吉野石膏美術振興財団から

フランス近代絵画百数十点の寄託を受けている山形美術館

東山魁夷等の日本画258点の寄託を受けている天童市美術館

常設展で見ることが出来る山形県民はとてもハッピーだ。

 

この日の名古屋市美術館閉館までの時間が少々短かったので

駆け足で観ることになってしまったが

72点の展示された絵画の中で

モイーズ・キスリングの「背中を向けた裸婦」や

マルク・シャガールの一連の作品が大変印象に残った。

 

シャガールの作品は、

「パイプを持つ男」「逆さ世界のヴァイオリン弾き」「バラ色の肘掛け椅子」

「夢」「モンマルトルの恋人たち」「サント=シャベル」

「天使と恋人たち」「翼のある馬」「グランド・パレード」

と9点もの作品が展示されていた。

 

そして、閉館までの15分ほどを活用して

今回も、名古屋市美術館の常設展にある

「シベリアの王女(アンセルム・キーファー作)」を見てきた。

このブログでのレールシリーズを始める動機となった作品だ。

 

martintan.hatenablog.com

 

 

martintan.hatenablog.com

 

 

martintan.hatenablog.com

 

 

 

 

名古屋市美術館での

印象派からその先へ ―吉野石膏コレクションー」の開催期間は

2019年5月26日(日)まで。

 

 

 

名古屋市美術館がある白川公園では、

2019年3月末から6月まで木下大サーカスのイベントが開かれているようだ。

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噴水に見とれる家族連れ

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最後に。

今年(2019年)の秋に、「カラヴァッジョ展」が名古屋市美術館で開催される。

札幌、名古屋、大阪の3ヶ所での開催。

 

展示作品は、「マグダラのマリア」「病めるバッカス」「ゴリアテの首を持つダヴィデ」「ホロフェルネスの首を斬るユディト」等々。

 

激情、狂気、殺人、処刑、夭折、寡作の画家。。。

 

楽しみにしている。