カメラの「基本の『き』」を教わりに行った帰り道
久しぶりに名古屋市美術館を訪れた。
「印象派からその先へ」という表題で
吉野石膏コレクションの数々が展示されていた。
このブログを書き始めて
「こんな初歩的なことも知らないのか!」と言われそうな事柄が
あまりにも多いことに気づかされてばかりである。
しかしながら、生来の楽天的性格から
「知らないことがあるからこそ知る楽しみがある」と居直って、
新たな分野が広がり、新たな人との出会いがあることに
喜びを感じている。
このような書き出しから始めたのも
吉野石膏コレクションが収蔵する美術品の内容があまりにも凄い
ということを初めて知ったからである。
このリストを見たら、「絶句」でしょう?
吉野石膏美術振興財団から
フランス近代絵画百数十点の寄託を受けている山形美術館
常設展で見ることが出来る山形県民はとてもハッピーだ。
この日の名古屋市美術館閉館までの時間が少々短かったので
駆け足で観ることになってしまったが
72点の展示された絵画の中で
モイーズ・キスリングの「背中を向けた裸婦」や
マルク・シャガールの一連の作品が大変印象に残った。
シャガールの作品は、
「パイプを持つ男」「逆さ世界のヴァイオリン弾き」「バラ色の肘掛け椅子」
「夢」「モンマルトルの恋人たち」「サント=シャベル」
「天使と恋人たち」「翼のある馬」「グランド・パレード」
と9点もの作品が展示されていた。
そして、閉館までの15分ほどを活用して
今回も、名古屋市美術館の常設展にある
「シベリアの王女(アンセルム・キーファー作)」を見てきた。
このブログでのレールシリーズを始める動機となった作品だ。
名古屋市美術館での
「印象派からその先へ ―吉野石膏コレクションー」の開催期間は
2019年5月26日(日)まで。
2019年3月末から6月まで木下大サーカスのイベントが開かれているようだ。
噴水に見とれる家族連れ
最後に。
今年(2019年)の秋に、「カラヴァッジョ展」が名古屋市美術館で開催される。
札幌、名古屋、大阪の3ヶ所での開催。
展示作品は、「マグダラのマリア」「病めるバッカス」「ゴリアテの首を持つダヴィデ」「ホロフェルネスの首を斬るユディト」等々。
激情、狂気、殺人、処刑、夭折、寡作の画家。。。
楽しみにしている。