第二弾は、「歩きながらのスマートホンをなくそう」とするポスターで、
今回の主役は羽柴秀吉。
秀吉が持つスマートホンで、
「ケキョケキョ」という着信音とともに、
茶々(淀君)からの着信という画面表示が出る。
横にいる正室の「北の政所」は「(着信は)誰からかなも?」と
秀吉に尋ねる。
秀吉は「ところかまわずはダチかんわぁ」という言葉とともに
困ったような嬉しそうな顔をする。
茶々(淀君)の悪戯っぽい顔つきも秀逸である。
この寸劇は
「歩きスマホをなくそう」というよりは「列車内では電源を切るかマナ―モードに」
という趣旨だろう。
「ダチかんわ」という名古屋弁は今ではほとんど死語になっていて、
50歳前後の人が「親の世代で使っていたような記憶がある」という程度だ。
ちなみに「ダメだよ」とか「役に立たない」という意味である。
北の政所の言葉の最後についている「なも」も
「上品な言葉遣い」だが今では殆ど使われない名古屋弁である。