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節分(その2) ー笠寺観音・大須観音・仁王門湯ー

節分は仏教の行事なのかそれとも神道の行事なのか。

f:id:martintan:20180210154841j:plain                            ↑ 大須観音出番前の赤鬼と青鬼

 

仏教では「節分会(せつぶんえ)」

神道では「節分祭り」

元々、厄払い・開運を祈念する民間行事からスタートしているので

今では神道、日本の仏教双方が取り入れた行事になっているということのようだ。

 

愛知県は想像以上に寺社仏閣が多いが、

節分というテーマに沿って

尾張三十三観音の中で尾張四観音と大須観音をとりあげる。

 

徳川家康名古屋城の築城に際して

城の鬼門の方角を鎮護するため四つの寺を定めた。

北北西の甚目寺観音(じゅもくじ)

東北東の龍泉寺観音(りゅうせんじ)

南南東の笠寺観音(かさでら)

西南西の荒子観音(あらこ)

この四つのお寺を尾張四観音と呼ぶ。

 

名古屋では、

節分に、恵方の方向の寺に参拝するとご利益がある

と言われている。

恵方にあたる尾張四観音は、5年で一巡するシキタリになっているそうで

今年(平成30年)の恵方は南南東の笠寺観音

 

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     ↑ 参拝の行列

 

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     ↑ お線香の煙に包まれて参拝

 

 

笠寺観音旧東海道の鳴海宿と宮宿の中間に位置する。

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    ↑ 赤い線が旧東海道で右下が鳴海宿、左上が宮宿

 

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     ↑ 笠寺観音付近の旧東海道の鳴海宿方向

 

ここで貴方の運勢は?

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皆さんの今年の運勢はいかがでしょうか?

 

 笠寺観音を後にして、臨時のバスに乗って大須観音

 

大須観音浅草観音津観音と共に日本三大観音の一つ

尾張三十三観音の第一番目でもある。

 

Wikipediaによると。

岐阜県羽島郡大須にある真福寺

1324年に後醍醐天皇がこの地に創建した北野天満宮別当寺として

1333年に創建された。

 

その後1612年、徳川家康の命により

真福寺の一院である宝生院が名古屋に移転

大須の地名と現存する最古の「古事記」の写本(国宝!)も移転した

名古屋の大須観音の歴史はここから始まる

 

 

 

 

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 上の画像は、大須観音のクライマックス「鬼追いの儀式」

福の神が豆をまいて鬼を追っている。

ところが、「福は~ うち」ばかりで「鬼は~ そと」とは言わないのだそうだ。

その理由は、大須観音の寺宝の一つが鬼の面だから。

 

「いじめ」が問題になっている昨今、

仲間外れを作らない大須観音の節分行事は

なかなか優れている。

 

そして、最後は

大須観音の近くの富士浅間神社とお稲荷さん、そして仁王門湯

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銭湯の中で写真を撮るわけにはいかないので

文字を連ねる。

 

 

大須を東西に渡るアーケード街

万松寺通りと東仁王門通りの間に

仁王門湯という銭湯がある。

名前がいい。なんとなく節分に似つかわしい感じがする。

銭湯MAP 愛知県

仁王門湯

 

中は浴槽が6個、洗い場が十数か所、そしてサウナという標準的な銭湯

男湯と女湯の脱衣所の真ん中に番台があって

最近改装しているのかなかなか綺麗な銭湯だ

入湯料に石鹸・シャンプーを買い足し、470円を番台の女性に支払う

混み具合を聞いたところ

「先ほど帰ったので今は空いてるよ」との返事

確かに、入っている人は数人で空いている

下町らしく鯔背なお兄さんが身体を洗っている

 

掛け湯をして浴槽に入る

熱い。身体が冷えているせいか矢鱈と熱い。

中央の浴槽はかなり深く、側面から沸かし湯が出ているのだが

これがまた熱い。

麻布十番温泉の熱い湯を思い出した。

後で調べてみたら、薪で湯を沸かしているそうだ。

 

湯の熱さにも慣れ

ジェットバスに浸かっていると

笠寺観音大須観音と歩いた脚の疲れが消えていくように感じる

 

タオルで粗方身体の水気を拭い去って風呂から上がり

持参のバスタオルで身体を拭く

20円を入れドライヤーで髪を乾かす

脱衣所に設けられたガラス張りの冷蔵ボックスから

フルーツ牛乳を取り出し、130円を番台の女性に支払い

グビグビと飲む

風呂上がりの定番だ^^

 

最後に「吉」と出た大須観音の御神籤を。

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なるほど。

「身をへりくだって正直に」が条件らしい

 

 

帰りの乗り物の中で 

ウトウトしながら、こんなボケたことを考えていた。

 

「近い将来、立春の前日の節分の日

渋谷のスクランブル交差点に

仮装した赤鬼・青鬼・なまはげ等々が集い

一般の人達が投げる豆に当って逃げまどい、のた打ち回る。

 

そして数年後、それは映画『バイオハザード』の続編に取り込まれている。」

 『バイオハザードⅦ   set-boon  goast』