小さな旅、美しい風景、写真 そして温泉と銭湯

"Japan, short trips and landscapes" "Japon,

紅葉の隠れ名所「タカドヤ湿地」、関谷酒造、そして武田に纏わる悲劇の城「武節城」

 

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平成29年11月上旬の早朝

 

香嵐渓は全国トップクラスの紅葉の名所として知られているが、

今朝はこの香嵐渓を通り過ぎ、

更に国道153号(飯田街道)を進んでいく

一部の世界で有名な伊勢神トンネルを境に

地域名が足助から稲武へと変わる

稲武は愛知県が長野県、岐阜県と接する山間の町だ

 

今日の目的地は標高800mという高地にある「タカドヤ湿地」の紅葉

知る人ぞ知るというマイナーな場所ではあるが

素晴らしいレベルの紅葉

紅葉の段階は、見ごろ又は散り始め

 

 国道153号を飯田方面に向かい

黒田ダムという表示板がある小田木交差点を右折する。

交差点の右手に大きなタワーが見える。

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小田木交差点から曲がりくねった道を登っていく

この黒田ダムはとても珍しいダムとのことだが、その話は後ほど。

 

 

そして

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 辿り着いた早朝の駐車場はこんな感じ

 

現地の地図(「タカドヤ高原湿地を守る会」発行)

 

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暖かい服装で車を出て、タカドヤ湿地へと向かう

地図に書かれた「下の湿地」の全体

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地図中央の丸太橋付近

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                               朱色の落ち葉の絨毯

 

湿地奥の落ち葉が敷き詰められた小道

寒い、冷たい、カメラを持つ手の指の感覚が薄れていく

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池の水面に移る紅葉

(と、本格的な機材を駆使するプロやセミプロのカメラマンの方々)

 

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 湿原というには規模が小さすぎるから「湿地」と呼んでいるのかなぁ。。。

 

駐車場が満杯になり始める頃、タカドヤ湿地を離れ黒田ダムに向かう

f:id:martintan:20171113223655j:plain黒田ダムへの途中の道で

f:id:martintan:20171113223258j:plainダムの下流から放水状況を

f:id:martintan:20171113223317j:plainダムの上流から放水状況を

 

 

冒頭で触れた黒田ダムのどこが珍しいのか?

 

黒田ダムは揚水式発電所のダムの上流のダムだが、

世界的にも珍しい二段式揚水発電所の最上流のダムで

最上流が黒田ダム、中間が富永ダム、最下流は矢作ダムという三段構えになっているそうだ。

 

  

詳しくは

damnet.or.j

 

 

黒田ダムから飯田街道に戻り、飯田方面に向かう。

小田木交差点のタワーは、黒田ダムと富永ダムの中間にある水流を調節するサージタンクとのこと。

 

 

小田木交差点から直ぐ右にあるのが「ほうらいせん 吟醸工房(関谷醸造株式会社 稲武工場)」

愛知県では知らぬ人が無いほど有名で且つ手に入りにくい日本酒の醸造工場。

ここに行けば、加熱殺菌なし、加水なしの生原酒の量り売りと試飲をやってる。

吟醸工房

 

いくら旨いと言っても、「飲んだら飲むな。乗るなら飲むな」を忘れずに!

 

 

さて、ほうらいせん吟醸工場を出て飯田方面へと向かうと

道の駅「どんぐりの里いなぶ」に着く。

f:id:martintan:20171113231705j:plain天然温泉もある道の駅

f:id:martintan:20171113232156j:plain大きな鍋で煮物を用意している

 

f:id:martintan:20171113232405j:plainこの煮物が僅か200円!

 身体の芯から温まる

 

道の駅の直ぐ近くにあるのが武節城

長篠・設楽の合戦で徳川・織田同盟軍に大敗した武田勝頼が逃げ込んだ山城。

この城を含め設楽の地は

武田と徳川のはざまで

徳川時代になるまで翻弄された

 

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道の駅から1kmほど離れたところ

城山トンネルを出て稲武大橋を渡り信号を右折すれば

昔から有名な「大井平公園の紅葉」が見られるのだが、

生憎の大渋滞。

次の予定があったので、泣く泣く諦めて車を反転し帰途についた。

 

帰り道、車から見た香嵐渓

まだ紅葉には早いと思って避けたのだが、

紅葉真っ盛りみたい。

人と車でごった返していた。

 

四季それぞれのタカドヤ湿地

皆さんも是非行ってみてください。