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名古屋市博物館(その2) ー 古代アンデス文明展 ー

名古屋市博物館で開催されている「古代アンデス文明展」を見てきた。

  

「古代アンデス文明展」は

 昨年10月に国立科学博物館での開催を皮切りに

全国9か所での開催が予定されている。

 

 ■「古代アンデス文明展」開催スケジュール
* 東京・上野: 国立科学博物館期間: 2017年10月21日(土)~2018年2月18日(日)
* 新潟: 新潟県万代島美術館期間: 2018年3月21日(水・祝)~5月06日(日)
* 山梨: 山梨県立考古博物館期間: 2018年5月19日(土)~7月16日(月・祝)
* 宮城: 仙台市博物館期間: 2018年7月27日(金)~9月24日(月・祝)
* 愛知: 名古屋市博物館期間: 2018年10月05日(金)~12月02日(日) 
※予定(現在調整中)
* 富山: 富山県民会館美術館期間: 2018年12月14日(金)~2019年2月24日(日) 
※予定(現在調整中)
* 熊本: 熊本県立美術館期間: 2019年3月09日(土)~5月06日(月・祝) 
※予定(現在調整中)
* 静岡: 静岡県立美術館期間: 2019年5月18日(土)~7月15日(月・祝)
* 福岡: 福岡市博物館期間: 2019年7月26日(金)~9月23日(月・祝)

 

 

さて

中南米アンデス山脈地域の歴史と文明の特徴とは ・・・

アフリカで生まれた人類が最も長い距離を経て到達した場所

長さ7500km  幅750kmに及ぶ世界最長の山脈であるアンデス山脈の存在

東からの湿った空気が山脈により遮断され空気が乾燥しきった場所

スペイン侵略によって古代アンデス文明が破壊しつくされた場所

アンデス文明の最後となったインカ文明は短命であったこと

文字を持たない文明

貨幣のない文明

 

 

 

 

  ↓ 「古代アンデス文明展 公式サイト」より

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今回の「古代アンデス文明展」では

長大なアンデス山脈の中で

地域が異なり或いは時代が異なる九つの文明を紹介している

 

これまでアンデス文明については

古(いにしえ)の地上絵で有名なナスカ文明と

スペイン人に滅ぼされたインカ帝国くらいしか

知らなかった。

更に言えば、

アンデス文明の歴史と詳細についての知識はゼロに近いレベルだった。

 

上の年表でもわかるように

15000年にわたるアンデス文明の歴史の中で

地上絵で有名なナスカ文明はおよそ800年、

インカ文明は200年弱を占めるに過ぎない

 

 

「古代アンデス文明展」では

一部を除き写真撮影が許可されていた

 

 

目を引いた展示物を順次掲載していきたい

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 ↑ 沖縄のシーサーを連想してしまった

 

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 ↑ 切断された首を持つ強烈なインパクトの人形

 

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  ↑ なかなか意味深な人形

 

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 ↑ 説明では「擬人化したネコ科の動物」となっているが

  まるで悪魔のように感じるのは私だけだろうか・・・

 

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 ↑ 切断された頭部を持つ作品が目立つ

  

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 ↑ 手に何か持っていたのだろうか

 

 

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  ↑ 「男と女」だろうなぁ

 

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気候風土は生死観に大きく影響する。

 

黒髪がそのまま残っている1000年ほど前のアンデスの少女のミイラを見て、

死体が腐敗する日本では「死=穢れ」と思うのに対し

古代アンデスでは「死=形がそのまま残る」と受け止め

現世との連続性を強く感じていたのではないか

と思った。

 

実は、慈雲寺の随麗さんの地獄の話をお聞きした直後だっただけに

「死後の世界」「地獄」「黄泉の国」「生と死」について

翻っては、「生きているこの世」について考えさせられた。

 

 

 

 

 

 

殊勝なことを書いてはいるが、

この後訪れた「川澄湯」のお湯につかった時には

生きている喜びに浸っていた。

「広い湯船は気持ちいい~」