熱しやすく冷めやすい ― 露天風呂とラグビーと印相 ―

川浦渓谷の先に川浦ダムという奥美濃揚水発電所のダムがある

黒部ダムと同様のスレンダーなアーチ式のダムだ

  ↑ 川浦ダム付近の航空写真

 

世の中には、「ダム愛好家」と呼ばれる方々がいて

日本各地ののダムの諸元を調べあげ

たとえ秘境の地であっても現地を訪ねる。

 

ところが・・・

川浦ダムまでは一般人に通行を許可された道が無く

ダム関係者以外辿り着けない。

 

川浦ダムまで行こうとすれば、山を越え川を泳いで遡上するのみ。

鮎や鮭の如く。

 

mino-climbing.cocolog-nifty.com

 

それ故、川浦ダムは

ダム愛好家から「幻のダム」と呼ばれているそうだ。

 

 

てな訳で、

ダム愛好家にはほど遠い者としては

小雨が降り始めた川浦渓谷を最終地点とし

Uターンして、次に目指すは温泉。

 

 

川浦渓谷から戻る途中に

露天風呂を持つ板取川バーデェハウスという温泉がある。

 

関市が指定管理者制度で民間に委託している温泉で 

湯はヌルヌル感の強い弱アルカリ性

ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉

 

 

ホームページから露天風呂、休憩所、配置図の画像をお借りして掲載する

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  ↑露天風呂の様子

 

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  ↑ 畳敷きの休憩所。

 

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ホームページによれば

泉質は下呂温泉と類似の湯で

美肌効果があるそうだ。

 

昼過ぎに着いたので

レストランは満席に近い。

食事より先に温泉に入ることにした。

 

そんな時間だからだろうか

温泉の中はそれほど混んではいない

露天風呂はそこそこの広さもあり

微かな風に吹かれながら湯を楽しむことが出来た

 

上の標題とは異なり

風呂から出た後もポカポカと湯冷めしにくい湯だと感じた

 

風呂から出てレストランに行くと

先ほどよりは空いていた。

他の方が食べている料理は鮎が多かったが

湯上りにざる蕎麦を食べたくなり

天ざるを注文

美味しくいただいた

 

朝早かったので

食後は休憩所で少し横になる

畳敷きなので小さな子供を遊ばせるにも好都合だ。

 

 

話題は変わるが

2015年9月19日、イングランド東部のブライトンという街で

それは起きた

 

第8回ラグビーワールドカップ

本戦1次リーグ プールB 第1試合

日本 対 南アフリカ

 

南アフリカは、過去7回のラグビーワールドカップ

5回参加して2回優勝

2015年度もランク3位というラグビー強豪国

 

 

では、9月19日の試合経過を辿ってみよう

前半は、南アフリカ 12点 : 日本 10点

と2点差で日本が負けていた。

 

後半に入り、一時は19対13と6点差となったものの

日本は粘り強いプレイを続け、何度か同点に追付いていた。

後半32分に、南アフリカがペナルティーゴールを決め

32対29と3点差でリードを許す状態になり、残り13分。

 

ここから、世界のラグビーの歴史に残るほどの劇的な終盤が始まる

後半38分(残り時間7分)に一人の南アフリカの選手が反則によりイエローカード処分(10分間の退場)となった

この後、南アフリカは一人少ない14人の選手で戦うことを余儀なくされる

日本は、この反則に対しペナルティーゴールで同点引き分けを狙うことも出来た

本来であれば、体力に劣る日本側はそうすべきだったかもしれない。

 

しかし、日本側は果敢にトライを狙い、強豪南アフリカからの勝利を目指した

選手交代でウィングのカーン・ヘスケス選手を投入する

ここから、全員参加でトライを目指す日本側の怒涛の攻めと

ワールドカップ優勝2回国という名誉を賭けた南アフリカの必死の防御という

ラグビー史に残る手に汗握る攻防が続く

 

そして・・・・・

後半42分(残り時間3分)、カーン・ヘスケス選手が左隅にトライを決めた!!!

日本34 対 南アフリカ32となり

そのまま試合終了を迎え、日本が勝利!

 

こうして「ラグビーワールドカップ史上最大の番狂わせ」が起きた。

「ペナルティーゴールを決めて引き分けを狙え」という監督指示に対し

日本の全選手が、「引き分けではなく、勝利をもぎ取りたい」という意思表示をし

攻めに攻めた。

 

この試合の後、

第8回ラグビーワールドカップ本戦1次リーグのテレビ視聴率は

Bプールの最終戦「日本 対 サモア」が平均視聴率19.3%、瞬間では25.2%で

これは現在でも、ラグビーワールドカップ放送番組で最高の視聴率である

 

南アフリカ戦では「五郎丸歩」選手が大活躍し、

キック時の手まじないに熱狂する人が続出した。

 

五郎丸選手のポジションはフルバックで、

守備の最後の砦、タックルに強く、足が速く、キック力が求められる。

この日の五郎丸選手の得点は、1トライ5点、5ペナルティーゴール15点、

2コンバージョンゴール4点の計24点

得点だけでなく、ペナルティゴールの完璧な成功率は

間違いなく南アフリカ選手の積極的なプレーを制限していた。

 

 

ペナルティーゴールを蹴る前にする五郎丸選手の「手まじない」がこれ

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端正な顔立ちもあり

五郎丸選手の人気は沸騰し、それまでマイナーだったラグビーの人気も急上昇した

 

あれから3年、来年2019年には東京で第9回ラグビーワールドカップが開催される

2015年には沸騰するほどの人気を博したラグビー

翌年以降はファンの数が減少するなど勢いに乗れていない

「熱しやすく冷めやすい」の典型だ

 

 

 

9月19日を目前に控え、

五郎丸選手の手まじないを思い出させる画像を紹介することで

ラグビー人気の再来を期待したいと思う。

 

関市の街中に「宗休寺」というお寺がある。

「関善光寺」という通称の方が有名かもしれない。 

川浦渓谷からは約50km、車で1時間半ほどの距離。

 

 

 

www.seki-zenkoji.jp

 

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  ↑ 本堂

 

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 ↑ 中央が阿弥陀如来様、その横に観音菩薩様と勢至菩薩

    「勢至菩薩」の名は耳にすることが少ないが、

   「迷いと戦いの世界の苦しみから知恵を持って救い、

   亡者を仏道に入れて正しい行いをさせる菩薩様」とのこと。

   詳しくは慈雲寺の隋麗さんにお聞きするのが良さそうだ。

    

 

 

そして、大日堂の宝冠大日如来

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佐藤住職がフェイスブックで五郎丸選手の手まじないに似ているという話を載せ、

爾来、多くの人がこの大日如来像を見に来たとの記事を目にしたが、

現在はどうなのだろう。

 

2年ほど海外に行っていた五郎丸選手も古巣のヤマハ発動機に戻っている。

残念ながら、今はもう、あの手まじないはしていないらしい。

 

 

 

善光寺には、四国八十八か所分身巡りと西国三十三か所分身巡りがある。

大仏殿の奥の山に仏様が並んでいる。

 

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 諸事情により四国八十八か所や西国三十三か所を回れない人々達で

賑わっているとのことだ。

 それでも、夏の暑い日に山の中をぐるっと回るのは大変だ。

 

 

 

 本日紹介した岐阜県の板取川流域と関善光寺

全国的な知名度は決して高くは無いが、

車を使って日帰りで自由に行動できる機会があるなら

モネの池、21世紀の森公園の株杉、川浦渓谷、関善光寺ともに

訪問するだけの価値はある。

 

人で溢れかえる観光地になって欲しくは無いが

もう少し評価されてもいいと思う。

 

 

 

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