小さな旅、美しい風景、写真 そして温泉と銭湯

"Japan, short trips and landscapes" "Japon,

三大英傑 《#1》 ― 織田信長 ―

名古屋市地下鉄の駅で興味深い公共広告を目にしたので

三回にわたり紹介します。

「受けてるのは管理人だけだろう!」という非難も予想されるので、

「独り言」というカテゴリーに分類しておきます。

 

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「混むならば まわりに着合うかええ

目的としては、「混雑時に背中にリュックサックを背負っていると周囲の人に迷惑をかける恐れがあるから、やめましょう」という

至極もっともな内容であるが、

 

「たゃーぎゃーに しなかんぞ」

「たぁーけモンがー」という信長の文句と

電車の吊皮を持つ背中に箱を背負った家来と

信長の右側、目を伏せて太刀をもった森蘭丸と思しき人物の「らしさ」

に惹きつけられてしまった。

 

 

ある居酒屋で、

多治見生れの名古屋在住の人、

可児生れで名古屋在住の人、

東京育ちで転勤前のオフィスに名古屋出身の同僚がいたという現在名古屋単身赴任者と管理人の四人で

意見交換会を実施した。

(多治見出身、可児出身の名古屋人であるから、由緒正しい名古屋人とは言えないという点は目をつぶっていただきたい^^)

 

「たゃぎゃー」は「程々に」とか「いい加減に」という意味であり

「たいがいに せなかんよ」という使われ方が多いが、

それもかなりの年配者専用で、現在は死語に近い存在になっているようだ。

「たぁーけモン」は「たわけ」の名古屋弁的発音。

東京の人にとって「たぁーけ」は強烈な罵声と受け取るようだが、

名古屋関係者は「程度には幅がある」と思っている。

信長の「たぁーけモンがー」といった場合は強烈な叱責と受け止めるのが正解だ。

右上の「なんだかやばいよホトトギス」という解説の通りで、命がかかるレベルだろう。

 

 

(注)本記事は下の「名古屋弁辞典」を参考にさせてもらいました。

nagoyaben.com

 

レールの行き先は? ≪#23≫  ― 都心の高架橋 ―

 

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 (東京駅在来線ホーム端から撮影)

 

上野東京ラインの開通。

都市部の

既存の連続立体の高架橋の上に

後から連続高架橋を建設する。

距離は短くても

必要とされる技術レベルは非常に高い。

 

完成後は、東北線常磐線からの列車が

上野駅を越えて

東京駅やそれより先まで

行くようになった。

 

「レールの行き先は?」

 

 

 

表裏から見た「摩天楼」と数奇な運命の橋 ― 向野橋 ―

今や「摩天楼」という言葉は死語になってしまったのだろうか。

東京や大阪では摩天楼が点在しているのに対し

 名古屋の摩天楼は名古屋駅前に集中している。

 

どちらを表、どちらを裏と呼ぶかは

人によって違っていて当然だが、

ここでは摩天楼が建ち並ぶ側(栄に向かった桜通口)を表と呼ぶことにします。

しかしながら、八年後のリニア新幹線が開通する頃には

太閤口側にも新しい摩天楼が建ち並び

表裏を反対に呼ぶことになっているかもしれない。

 

「栄」は、名古屋駅の東側4kmほど離れたところに位置する。

以前は名古屋で最大の繁華街だった栄も、

名古屋駅前に摩天楼が建ち始めてからその地位を奪われた感がある。

今は巻き返しを着々と狙っているところだろう。

 

さて、その「栄」にある「愛知芸術文化センタービル」

11階に設置された展望回廊は、

遅い時間まで開放されており

名古屋駅の摩天楼達の表の顔を撮るにはなかなか優れた場所である。

 

 

《摩天楼の表の顔》 ― 東方から西方を見る ― 

  ↓ 薄暮の「栄オアシス21」「久屋大通公園の緑」と遠景の名古屋駅摩天楼

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 ↓ 大きな雲を背景にした名古屋駅摩天楼の一群

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《摩天楼の裏の顔》 ―西方から東方を見る―

別の日の早朝、夜明け前に駅裏から摩天楼を撮った。

 

 

  ↓ 名古屋高速臨海鉄道あおなみ線ささしまライブ駅連絡歩道橋」から見た摩天楼

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 ↓ 朝日に照らされた摩天楼

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 ↓ 土木遺産「向野橋」から撮影

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 ↓ 「向野橋」土木遺産認定の銘板

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「向野橋」の歴史は非常に興味深い。

第一に、明治生まれで年齢が112歳以上の長寿橋であること。

第二に、生れた場所がアメリカ合衆国であること。

第三に、最初は京都の保津川に架かっていた鉄道橋であること。

第四に、大きな事故に遭遇していること(撤去の原因の一つかもしれない)。

第五に、撤去された後、名古屋で数多くの線路を跨ぐ歩道橋(当初は道路橋)として再生されたこと。

最後に、橋梁としての本来の機能(河川や鉄道により分断された地点を結ぶ構造物)だけでなく、鉄道と摩天楼の撮影地としても活躍していること。

 

Wikiによると

向野橋は、1906年明治39年)に京都の保津川に架設された鉄道橋で、

1930年(昭和5年)に現在地に移設されたもの。

アメリカ合衆国で製作された橋で、当時は日本最長のアーチ橋であった。

昭和3年保津川橋が新橋に架け替えられ、旧橋は現在の地に移設され、名前を「向野橋」と変えて生まれ替った。

2016年に土木学会で土木遺産に選奨されている。

現在は、歩行者・自転車専用道となっているため、絶好の撮影地点になっている。

この日も通過する列車のビデオ撮影をしている方と遭遇した。

 

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  ↓ 夜明け前に待機する列車達と「向野橋」

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     (ささしまライブ駅連絡歩道橋から撮影)


《参考に》

京都府立京都学・歴彩館の「京の記憶」という資料集に、「保津峡下り」という表題の写真があり、明治時代の保津川橋の画像が残されている。

個別のリンクは出来ないようなので、京都府のホームページのリンクを貼っておきます。

www.pref.kyoto.jp

 

「向野橋」にその面影はきっちりと再生されている

 

 

 

 ↓ 「向野橋」が「保津峡橋」時代に遭遇した鉄道事故の記事はこちら

www.lib.kobe-u.ac.jp

 

 

 

 

 

レールの行き先は? ≪#22≫  ―分岐が重なり合って―

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  (衣浦臨海鉄道半田線踏切から超望遠で撮影)

 

 

まるで「阿弥陀籤」の如く・・・

 

実は、当初の「あみだくじ」は今とは全く異なる形状だったようだ。

 

最初のあみだくじの形状は、自転車のスポークのような放射状で

その形が阿弥陀如来の光背に似ていたことから「あみだくじ」と呼ばれるようになり、

その後、江戸時代の頃には、放射状ではなく

幾本かの縦線に、ランダムに横線を書き加える形状に変わっていったそうだ。

阿弥陀如来が当たりを決めるクジ」ではないようだ。

 

10,000アクセス御礼

2017年11月11日に本ブログを開設以来16ヶ月が経ち

ついに1万アクセスに到達しました。

 

読者登録して下さった方

コメントを書き込んで下さった方

🌟を押して下さった方

そして、訪問して下さった方。

ありがとう😆✨ございます。

 

16ヶ月に渡り本ブログを継続することが出来たのも、

文章、画像とも相変わらずのレベルにもかかわらず

皆さんが暖かいサポートを継続してくれたお陰と

心より感謝しております。

 

また、はてなブログの幾つかのグループに入り

皆さんのブログのレベルの高さや思いや

アドバイスをいただいたことが大変勉強になっています。

 

これからも、

体力、気力をキープして

朝に夜中に飛び回り

文章力や撮影力のレベルアップを目指しつつ

本ブログを長く続けていきたいと思ってます。

よろしくお願い致します。

 

さて、本日の画像は・・・

印象に残る「青の画像」を抽出してみました。

 

 ↓ ある夏の日の無人島から見た東京湾

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   ↓ ネモフィラで覆いつくされた丘

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martintan.hatenablog.com

 

 

 

 ↓ 紅葉とユーシンブルー

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martintan.hatenablog.com

 

 

 

 ↓ 夢の吊り橋

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martintan.hatenablog.com

 

 

 

 

  ↓ 渋谷「青の洞窟」のイルミネーション

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martintan.hatenablog.com

 

野鳥が訪れる静謐な神社  ― 針名(はりな)神社 ―

 針名神社は

今から1100年ほど前の西暦905年(延喜5年)に

醍醐天皇の命で編纂が開始された「延喜式」に記載されている「式内神社」で、

その歴史はとても古い。

その後1612年(慶長17年)に「姫街道平針街道)が設けられたときに

元郷(現在の平針1丁目付近)から現在地に移設された」とある。

sizen-tenpaku.com

 

 

敷地面積が約12000坪と名古屋でも有数の広さを誇る神社で、

隣接する名古屋市農業センターや荒池緑地とあわせバードウォッチングが楽しめる野鳥の里になっているようだ。

 

file:///C:/Users/mori350/Downloads/yachoumappunaka.pdf

 

 

名神社へのアクセスは、地下鉄鶴舞線平針駅」を下車し1km、徒歩13分ほど。

しだれ梅の時期は、普段は無料の付属駐車場が有料500円になるだけでなく

特に週末は混雑して駐車待ちになる可能性が高い。

 

地下鉄鶴舞線平針駅」から市営バスに乗るか、

本記事のように針名神社経由で散策しながら徒歩で行くことをお勧めする。

 

 

  ↓ 針名神社から名古屋市農業センターにかけての森の様子

 

鳥居をくぐり、西参道を進むと

右手が「針名の杜」と呼ばれる雑木林。

そこの落ち葉のなかでガサガサしている音が聞こえた

 

カメラを向けると数羽の鳥たちが。。。

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落ち葉が保護色になっていてわかりにくいが、「キジバト」だろうか?

 

 

参道の先、手水舎の横では白い梅の花が咲いていた。

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参道突き当りの左方向に神門があり

その奥に社殿が設けられている。

社殿の手前右側に真新しいお稲荷さんの鳥居が目につく。

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朱色の鳥居と奥の竹林とのコントラストが美しい。

 

参道の突き当り右に階段があり、

階段を登るとこちらにも鳥居がある。

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階段を上がりきり左手に曲り道なりに進むと農業センターの裏手の入り口に到達する。

見事なしだれ梅林が竹林の向こう側に満開の花を咲かせている。

それが先日の記事の最初の画像だ。

 

 

 

それにしても、しだれ梅が咲き揃うと

その艶やかさは一般的な梅とは別物のようだ。

 

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「この時期、来て見て絶対に損はないよ!!」

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と、農業センターで生まれたばかりの子牛も言っていた。

 

「梅は咲いたか 桜はまだかいな」

小唄長唄の言葉ではないが、

桜の開花時期の予想が出た。

福岡が最も早く3/20

続いて東京が3/21

 

2週間ほどすれば

はてなブログでも桜の画像が楽しめるわけだ。

 

満開のしだれ梅を撮った画像を見て、

目で見た感動を画像で表現する難しさを感じる。

撮影レベルを少しでも向上させたいと思う。

 

 

レールの行き先は? ≪#21≫  ― 分岐地点で左右どちらに?  ―

 

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  (衣浦臨海鉄道半田線の踏切から撮影)

 

現在の設定は「右」になっているが・・・

竹林の向こうは満開のしだれ梅  ― 名古屋市農業センター#4 ―

この日は正門からではなく別の入り口から入場した。

隣接する神社にお参りしてから

 

目の前の竹林の向こうは・・・

満開のしだれ梅だった。

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桃色と白色の花の下で記念写真を撮る家族連れ

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しだれ梅の中から見た景色

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見事なしだれ梅たち

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満開の梅を楽しむ人々

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逆光の中の梅の花

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しだれ梅、満開だぁ!!  ― 名古屋市農業センター 取り急ぎ「今日の一枚」 ―

先週になって暖かい日が続いた結果・・・

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名古屋市農業センターのしだれ梅が一気に開花した。

 

穏やかで暖かい陽気の中、

芝生でお弁当を広げる家族連れ

しだれ梅を愛でながら散策する二人連れ

そして勿論、大きな一眼カメラを抱えたカメラマンの方々

で、溢れかえっていた。

 

かなりの毎数を撮影したが、

取り急ぎ「今日の一枚」を掲載します。

 

レールの行き先は? ≪#20≫  ― 並行する17本の線路。どのレール? ―

 

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  (黄金橋の歩道部から名古屋駅方面を撮影)

 

名古屋車両区転車台のレールの先は行き止まりだったが

反対方向は選択に困るほどのレール本数。

この地点では、近畿日本鉄道、関西線、名古屋臨海鉄道あおなみ線に加え

名古屋車両区の線路が通っている。

 

並行して走る17本の線路のなかで、

あなたはどのレールの上にいるのか。。。

 

そして、そのレールの行先は?