小さな旅、美しい風景、写真 そして温泉と銭湯

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いけないとこに行く《#4》 ― 食事処「水交園」と王滝川の「自然湖」 ―

《#1》で書いたように、

「自然湖」は1984年9月14日に発生した「長野県西部地震」による土砂崩れで出来たもので、

湖と呼んでいるが、

実際は、流れ込んだ土砂で出来た堤により王滝川の流れが滞留した区域で

水没した木々が枯れて神秘的な風景を醸し出している。

 

管理人は、この機会を逃すと

今後、見ることが出来ない三浦ダムを見に行くことが主たる目的だったが、

このツアー参加者の一人の方から、

JR東海側のこのツアーのアピールポイントは、「自然湖を訪ねること」がメインになっていると聞いた。

 

実際、昼間に見る自然湖もなかなか良い眺めだが、

再度、出直して

日の出の時間に、早朝の霧に包まれた自然湖と枯れ木をカメラに納めてみたいと感じた。

 

 

 

 

三浦ダムを離れ、昼食は王滝村滝越にある「水交園」で蕎麦と岩魚をいただいた

visitkiso.com

 

 

水交園では、珍しい森林鉄道の列車が展示されていた。

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 ↑ 水交園でリードでつながれていたイケメンの柴犬

   子供達にはなついていたが、管理人には全く興味を示さず。

 

 

 

また、周囲は王滝川の綺麗な水に囲まれ静かで落ち着いた雰囲気だった。

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剣ヶ峰の下方、「おんたけ2240スキー場」という文字のあたりが、長野県西部地震で発生した土砂崩れが発生した崩落地点で、

この地図写真からも、氷河の跡のように土砂が流れ落ちた部分がわかる。

 

 

 

 

 

 

では、自然湖の幻想的な風景を連続で

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 ↑ カヌーを楽しむ親子

 

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トンネルの先は水没していて、湖の中に沈み込んでいく

 

 

 

いけないとこに行く《#3》 ― 幻のダム「三浦ダム」堤体天端からの風景 ―

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堤体下の発電所から上に登ってきました。

標高1300m。若干の涼しさを感じます。

 

歩いて上がることも出来ますが、当然のことながらマイクロバスに乗せてもらいました。

 

 

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 ↑ 側面から見たダム(中央左の白い建物が先ほど訪れた発電所

 

 

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 ↑ 非常用洪水吐ゲート

 

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 ↑ 洪水吐ゲートから出た水を流す水路

 

 

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 ↑ こちらは天端から見た発電所下流の水路

 

 

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 ↑ 水路左側にシェルターに覆われた通路が見える

 

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 ↑ ダムの天端から見た下流側の風景

 

 

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 ↑ 上流側のダム湖

 

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 ↑ 小さな滝が流れ込んでいる

 

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 ↑ 堤体に接続している取水塔と非常用洪水吐きゲート
 

 

 

この辺りは標高 約1300m、冬にはかなりの積雪になるので、人が行き来できるように、ダム天端上流側に、シェルターに覆われた通路が設けられている。

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 ↑ ダム建設工事で亡くなった方の慰霊碑

 

いけないとこに行く《#2》 ― 三浦ダムの堤体と発電所 ―

このツアーの目玉は

① 通常では行けないダム「三浦ダム」と幻のダムカード

② 通常では行けない滝「名もなき滝」

③ 自然湖の幻想的な景色

④ 落水の裏側に行ける滝「新滝」

 

 本日は、三浦ダムの現況を紹介します。

 

 早朝にJR名古屋駅のコンコースに集合し

午前7時始発の中央線「特急ワイドビューしなの1号」に乗って木曽福島駅に向かった。

 

木曽福島駅からは、2台のマイクロバスに分乗し

大滝川の左岸に沿って三浦ダムへ向かう。

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 ↑ 一般車進入禁止となっている道路のトンネルは小さくて

     マイクロバスの屋根が接触しそう

   今は廃線になった森林鉄道の跡地を転用しているのかもしれません。

 

三浦ダムに到着。 

堤体を下から見上げる。巨大なコンクリートの塊。

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 ↑ 高さ83.2mのほぼ垂直に聳え立つ堤体

 

 

ダムの下部に隣接している発電所

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 ↑ 下に見えるのが発電機
 

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 ↑ 発電機  

 水は上から落ちてくるにもかかわらず、

発電機の軸が地面と垂直状態で設置されているとは思わなかった。

 

いけないとこに行く《#1》幻の三浦ダムカード ― 木曽川水系王滝川「三浦ダム」 ―

東日本では一気に秋めいてきて、

西日本でも朝晩は肌寒く感じるほどになってきました。

 

今年は早めの紅葉を撮りに行きたいと思っています。山歩きも兼ねて。

 

さて、

まだ夏真っ盛りの頃、8月の初旬に

「いけないとこに行ってみませんか?」という誘惑に誘われて

旅行社のツアーに参加してみた。

 

結果は、大満足。

何回かに分けてご紹介します。

 

 

以前、岐阜県の板取川にある「川浦渓谷」を紹介した際、

川浦渓谷の上流に

一般の人は簡単には近づくことする出来ない

幻のダム「川浦ダム」があるという記事を書いた。

martintan.hatenablog.com

 

 

 

今回、ご紹介するのは、長野県にある幻のダム「三浦ダム」である。

ja.wikipedia.org

 

上記説明記事にあるように、

三浦ダムは関西電力が所有する水力発電用のダムで

完成は第二次世界大戦末期の1945年(昭和20年)。

齢77歳という歴史あるダムである。

 

戦前のダムとしては

宮崎県の「塚原ダム(別名「古園ダム」)」(堤高87m)に次いで2番目に高いダムで

堤高は83.2mだそうだ。

 

今回は、木曽おんたけ観光局と阪急旅行社、JR東海がコラボして企画したツアーに便乗することにより、

「いけないダム」と「いけない滝」を訪問することが出来た。

加えて、35年前の1984年9月14日に発生した「長野県西部地震」の土砂崩れにより王滝川の一部が堰き止められてできた幻想的な「自然湖」も見ることが出来た。

 

 

本日は、通常では入手できないレアな三浦ダムのダムカードを掲載します。

 発行日が「2019年7月」となっているので、今回のこの企画にあわせて作成されたのかもしれません。

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 ある意味ツアーの中身がかなりマニアックなツアーで、

参観者の中には、関西電力OBもしくは関係会社OBと思われる方もいた。

このツアーは複数回予定されていたが、(恐らく参加者数が足りなくて)催行中止になっている回もあり

今回こうして企画が履行され、また天気に恵まれたのも非常にラッキーだった。

 

睡蓮の池を訪れる生物たち ― フラリエ#3 ―

睡蓮の池だけでなく

園内各所で色とりどりの花が咲いていたので

色んな虫たちがフラリエを訪れ

花の周りを飛び交っていた。

 

もちろん

人間の家族連れや二人連れも。

 

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 ↑ 分かりにくいですが、画面中央の黄色い睡蓮の

           向こう側の花びらに止まっている糸トンボ

 

 

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 ↑ zoom in・・・

 

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 ↑ 赤とんぼも現れた

 

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 ↑ 久しぶりに見たアメンボ

 

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 ↑ セミの抜け殻
 

 

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 ↑ 睡蓮とは別の場所にいたアゲハチョウ

 

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 ↑ 水面に映る人影

 

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 ↑ 海外から訪れた家族連れの子供たち

 

なお、

一昨日、アクセス数が17000を超えました。

皆様の暖かいサポートに心より感謝申し上げます。

睡蓮の池 ― フラリエ#2 ―

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こんにちは。

このところ著しくペースダウンしてますが

もうしばらくご容赦ください。

 

前回紹介した名古屋市の庭園「フラリエ」

2014年4月まで「ランの館」という名称で運営されており

当時はそこそこの入場料が必要だった。

 

そのため、無料開放となっても

かなりのレベルの庭園として整備されている。

 

フラリエを訪れたのは

今から2か月ほど前、7月の中旬頃。

まだ梅雨の真っ最中だったが

この日は天候に恵まれた。

 

 

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「睡蓮」というとクロード・モネ

ちょうど 一年前に、名古屋市美術館で見たモネの「睡蓮」が蘇ってきた。

martintan.hatenablog.com

 

タイタンビカス《フラリエ#1》 ― 人の顔ほどの大きさの花 ―

おはようございます。

前回の横谷渓谷「乙女滝」紹介記事掲載から

思いのほか間があいてしまいました。

 

猛暑、台風、局地的豪雨といろいろ大変な時代になっていますが、

お元気でお過ごしでしょうか?

管理人はというと、あれこれ問題・課題は生じていますが、

概ね元気にしてますよ^^

 

本日は、

この夏に、名古屋市久屋大通庭園フラリエで出会った

驚くほど大きな花「タイタンビカス」を紹介します。

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赤い花に添えられた手の大きさと比べてみると

花の大きさが分かるかと思う。

 

どこの国の花かと思えば、

三重県津市にある(株)赤塚植物という会社が開発したものだという。

www.jp-akatsuka.co.jp

 

 

フラリエ」のサイトはこちら。

www.flarie.jp

 

秋の奥蓼科《#3》 ―「乙女滝」と美味しい「信州蕎麦」―

残暑お見舞い申し上げます。
猛暑はこれからが本番という気配ですが
立秋も過ぎ、秋が密かに近づいてきました。

秋の奥蓼科紹介記事として見ていただければ幸いです。

 

前回の記事「秋の奥蓼科《#2》 男性的な「王滝」」掲載から
随分と間が空いてしまいました。

夏休み・お盆の諸行事と
「容易くは行けない所への小さな旅」に明け暮れておりました。
これについては、後日、記事を掲載したいと思っております。

 

では、秋の奥蓼科 横谷渓谷の第三弾「乙女滝」を紹介します。

 

「おしどり隠しの滝」「王滝」と異なり

「乙女滝」は渋川の滝ではない。

江戸時代に用水路で人工的に作られた滝である。

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先ずは「木田口神社」

この右側の道が横谷温泉旅館に通じています。

そして木田口神社の下を道路と直角に用水が走っていて

乙女滝に繋がっています。

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12月下旬、年末頃から

滝の水が凍って「氷爆」となるようです。

その頃は、道路も足元も厳しい状態でしょうが、

チャンスと体力があれば見てみたいものです。

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霧降の滝まで足を伸ばすことが出来ず

乙女滝を最後に、横谷渓谷・渋川を離れ

諏訪大社に向かうことにした。

 

途中で食べた信州そば。

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「めるへん」という店名に「大丈夫か?」という気持ちもあったが、

蕎麦そのものが美味しいうえに

天麩羅がとても美味しかった。

奥蓼科、横谷渓谷方面に行ったときは

食されることを強くお勧めします。

 

 

 

 

最後に。

8月12日にアクセス数が16000を超えていました。

「夏休みだ、お盆だ、猛暑だ、」と言い訳しながら

更新を怠っていたにもかかわらず

訪問していただきました皆様に厚く御礼申し上げます。

 

秋の奥蓼科《#2》 ― 男性的な「王滝」 ―

「気が早すぎる!」と言われそうな記事を続けます。

 

県道191号線(「湯みち街道」)に面した「御射鹿池」、「おしどり隠しの滝」から、

国道299号線(「メルヘン街道」)に面した横谷渓谷の王滝、そして乙女滝と訪問。

今回の記事は「王滝」です。

 

「おしどり隠しの滝」から県道191号(「湯みち街道」)に戻り

「渋・辰野館」に向かって道を上っていく。

「渋・辰野館」の手前で県道から左折し、少々細い道に入っていく。

しばらくして別荘が幾つか現れて間もなく

「メルヘン街道」(国道299号)にぶつかる。

左折して、メルヘン街道を諏訪方面に下っていく。

 

 

 

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   ↑ 紅葉の先、はるか雲海から南アルプスの山々が顔を出している。

 

 

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横谷観音展望台の紅葉

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展望台から遥か下に見える「王滝」

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展望台から王滝の近くまで降りていく。

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男性的な王滝

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大滝観音・展望台から王滝までの道のりは

かなり急な坂道をひたすら下っていく。

標高差約100m。

 

「行きは良いよい。」「帰りは怖い。」

王滝からの帰り道は息も絶え絶え状態だった。